専攻科音楽専攻
2年間を卒業し、さらに専門領域を深く探求したい人のために、2年間の専攻科音楽専攻が設置されています。
音楽専攻は、声楽、ピアノ、管弦打、指揮、理論、作曲の6つのコースに分かれています。
声楽コース
声楽コースでは、音楽研究における独唱の指導に加え、重唱Ⅰ・Ⅱで、オペラの重唱場面を取り上げ舞台表現について学びます。声楽特殊研究では、オペラ以外の声楽曲について作品の背景や、正しいディクシヨンについて学びます。また、実技特論では、外部より講師を招き、公開レッスンの形で異なった角度から見た声楽表現法を学びます。
ピアノコース
ピアノコースでは、独奏において、様々な形式や様式の楽曲を学びます。他方、同種楽器との合奏、異種楽器との合奏、オーケストラをバックに協奏曲等を行う「アンサンブル」の授業では、多様な音楽経験を積むことで、より高度な演奏能力を身につけます。また「キーボード・ハーモニー」「ピアノ音楽史」「実技特論」「伴奏実習」などの授業で、より質の高い幅広いピアノ演奏家をめざします。
管弦打コース
管弦打コースで、実技個人指導により高度な演奏技術や音楽表現などを養います。一方、多様な楽器の組み合わせによる「器楽アンサンブル」や、プロ・アマ問わずオーケストラに精通した講師陣による「オーケストラスタディ」「オーケストラ研究」においてアンサンブルの知識と技能を修得させます。同時にオーケストラの首席パートを担う事も念頭に置いた、本格的な実践指導を行い、豊かな教養と高度な専門的技能を育成します。
指揮コース
指揮コースでは、さまざまなオーケストラ曲を指揮することを学びますが、それ以外にオペラや合唱作品を理解し指揮できる能力をつけることも目指します。そのためにも最低イタリア語、ドイツ語の2ヶ国語を理解できるようにします。また実際にオーケストラを使った指導も可能な限り行い、実地の訓練を多く積んでゆくことになります。
理論コース
理論コースでは、音楽史とエクリテュールの演習(音理研究)を2本柱とし、通時的・共時的・複眼的視点から、音楽芸術の深奥へ踏み込んでいきます。平行して「音楽史特論」「音楽理論特論」「音楽史特別研究」「和声学特別研究」を開設し講義・演習相互の相乗効果により、高度な専門的技能の育成を図ります。
作曲コース
作曲コースでは、和声・対位法や多様な作曲技法を実践的に習得するとともに、オーケストレーションや編曲法等を学び、創造性と音楽の実践の両面から、高度な様々な作曲に関する能力の習得を目指します。また「作曲技法特論A」「作曲特別研究A」「作品特別研究A」等で作品の分析・技法の研究を行います。
授業科目
音楽専攻専門科目
- 音楽研究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
- 研究発表Ⅰ・Ⅱ
- 修了研究
- 実技特論Ⅰ・Ⅱ
- 器楽アンサンブルA・B・C・D
- 音楽理論特論A・B
- 音楽史特論A・B
- 音楽史特別研究
- 和声学特別研究
- 重唱Ⅰ・Ⅱ
- 声楽特殊研究Ⅰ・Ⅱ
- 声楽作品テキスト演習A・B
- 合唱研究Ⅰ・Ⅱ
- キーボードハーモニー
- ピアノ音楽史
- 伴奏実習Ⅰ・Ⅱ
- オーケストラ研究Ⅰ・Ⅱ
- オーケストラスタディⅠ・Ⅱ
- 吹奏楽研究Ⅰ・Ⅱ
- 作品特別研究A・B
- 指揮法特別研究A・B
- 指揮法特殊研究Ⅰ・Ⅱ
- 作曲技法特論A・B
- 作曲特別研究A・B
- 副科実技I・Ⅱ
共通科目
- 芸術学特論
- 東洋文化史特論
- 西洋文化史特論
- 認知心理学特論
- アート・マネジメント演習
- ドイツ語特論A・B
- イタリア語特論A・B
- 文化交流史特論
- 映像表現特論
- 消費行動特論
- 人間と環境
- 形態科学
- 体育A・B
※各科目の内容等については、シラバス Syllabus (授業ガイド)をご覧ください。
修了単位
専攻科修了に必要な単位: 48単位
専門必修28単位+選択科目20単位→合計48単位
学位申請に必要な単位: 62単位
上記の専攻科修了に必要な単位(48単位)+選択科目14単位→合計62単位
本字専攻科は、独立行政法人大学評価・学位授与機構の認定を受けた専攻科です。2年間で学位取得に必要な単位を修得し、学修成果とともに同機構に申請し、審査に合格すると、四年制大学卒業者と同じ「芸術学」の学位が与えられ、大学院進学、就職へと道が開けます。
独立行政法人大学評価・学位授与機構とは、高等教育機関の多様な発展の観点から、大学・大学院の修了者と同等の水準にあると認められる者に対する学位授与の道を開く目的で平成3年7月に国の機関として設立されました。その後、平成12年4月に大学の評価に関する事業を加えて、大学評価・学位授与機構へと改組されました。
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