専攻科造形専攻

 2年間を卒業し、さらに専門領域を深く探求したい人のために、2年間の専攻科造形専攻が設置されています。
 造形専攻は、美術、ビジュアルデザイン、生活造形デザインの3つのコースに分かれています。

  美術コース

油絵・日本画・版画・彫刻などの作品制作を通して、ものや空間という実体の多面的な捉え方方や美の秩序について研究します。あらゆる領域の基礎を踏まえ、さらに高度な専門技術を修得し、制作活動の意義、表現方法の理解を深めていきます。各自の研究領域のテーマを設定し、活動の中で自己の確認と新たな自己発見に努め、個性的な表現や造形活動分野での新たな価値の創造をめざします。



  ビジュアルデザインコース

広告などの印刷媒体や動画映像媒体などの視覚伝達作品の制作を通して、ビジュアルデザインの合目的性と芸術性との融合を図り、より高度な視覚的メッセージの伝達方法について研究します。デザインコンセプトに基づいたブランドアイデンティティの表現研究や2D・3Dグラフィックスを利用した高次な映像制作及び各種メディアを融合した新しい視覚表現の可能性の研究など、各人の研究分野に合ったテーマを設定し、表現研究を深めていきます。

  生活造形デザインコース

陶芸または染色の作品制作を通して、工芸における専門的知識と造形に対する考え方を身に付け、現代的感性の拡大と新しい造形表現の可能性を追求します。工芸分野では技術的な習熟も重要ですが、材料と技法の研究も欠かせません。伝統的な材料・技法を学ぶと共に、新たな素材と表現技法の開発にも挑戦します。木・竹・石・金属などと組み合わせた複合素材による表現も試み、その可能性を探ります。また、生活空間で取り扱われる工芸作品については、美的側面だけでなく文化的社会的役割についても考察することになります。


  授業科目

    造形専攻専門科目
  • 造形研究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
  • 修了研究
  • 版画研究
  • 美学特論
  • 絵画特論
  • デザイン特論
  • 工芸特論
  • 造形素材特論
  • 日本美術史特論
  • 西洋美術史特論
  • インスタレーション特論
  • 芸術環境文化特論
    共通科目
  • 芸術学特論
  • 東洋文化史特論
  • 西洋文化史特論
  • 認知心理学特論
  • アート・マネジメント演習
  • ドイツ語特論A・B
  • イタリア語特論A・B
  • 文化交流史特論
  • 映像表現特論
  • 消費行動特論
  • 人間と環境
  • 形態科学
  • 体育A・B
※各科目の内容等については、シラバス Syllabus (授業ガイド)をご覧ください。

  修了単位

  専攻科修了に必要な単位: 48単位
    専門必修32単位+選択科目16単位→合計48単位
  学位申請に必要な単位: 62単位
    上記の専攻科修了に必要な単位(48単位)+選択科目14単位→合計62単位
 本字専攻科は、独立行政法人大学評価・学位授与機構の認定を受けた専攻科です。2年間で学位取得に必要な単位を修得し、学修成果とともに同機構に申請し、審査に合格すると、4年制大学卒業者と同じ「芸術学」の学位が与えられ、大学院進学、就職へと道が開けます。

 独立行政法人大学評価・学位授与機構とは、高等教育機関の多様な発展の観点から、大学・大学院の修了者と同等の水準にあると認められる者に対する学位授与の道を開く目的で平成3年7月に国の機関として設立されました。その後、平成12年4月に大学の評価に関する事業を加えて、大学評価・学位授与機構へと改組されました。

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