文部科学省平成21年度大学教育推進プログラム

文部科学省平成21年度大学教育推進プログラムに選定されました


大学教育推進プログラム 大学教育推進プログラム 大学教育推進プログラム 大学教育推進プログラム
 文部科学省の平成21年度『大学教育・学生支援推進事業【テーマA】大学教育推進プログラム』(以下、大学教育推進プログラムとします)は、各大学・短期大学・高等専門学校から申請された、学士力・教育力向上のための取組の中から、効果が見込まれる取組を選定し、広く社会に情報提供するとともに、重点的な財政支援を行うことで、我が国の高等教育の質向上に資することを目的としています。大分県立芸術文化短期大学では、このプログラムの前身である「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」に、本学音楽科の「多様な演奏会による地域交流教育の工夫改善」が平成16年度に採択されています。
 今回は、 情報コミュニケーション学科を中心に全学を対象とした「体験をスキルに変えるナラティブ能力育成-サービスラーニングを中心とした自己の物語を探し創り発信する能力の形成プログラム」(以下、ナラティブ能力プログラムとします)が、大学教育推進プログラムに選定され、平成21年度から23年度の3年間、文部科学省の財政的支援のもとで、取り組みの充実と情報発信を行うこととなりました。649の取り組みのうち96件が選定され、大分県では大分大学とAPUが選定されています。

 大分県立芸術文化短期大学では、サービスラーニング・インターンシップ・海外語学研修などの、体験的学習に力を入れてきました。とくに情報コミュニケーション学科では2年前から、サービスラーニング・インターンシップ・海外語学研修を選択必修として、ほとんどの学生がサービスラーニングを履修しています。サービスラーニングとは地域活動と教科学習を結びつけ、学んだことを地域活動の場で生かす、地域での活動をもとに学習の意味を考えることを目的にします。情報コミュニケーション学科は、メディア(M)・情報(I)・心理学(P)・社会学(S)からなる特性(MIPS)を生かし、地域に学び情報を発信することを、学科の方針としてきました。ナラティブ能力プログラムはさらに、体験的学習をただの体験に終わらせない、この経験を自分の物語に変えていく、そしてその物語を語り、発信するスキルを身につけてもらおうとする試みです。今後、活動と並行して、物語をつくり語り発信するためのプログラムを走らせていく予定です。活動を企画運営する、活動の意味を調べ学ぶ、さらなる活動を考える、その体験を発信し、みんなに知ってもらう、この一連のプロセスを通じて、今の日本の若者の弱点とされる自信力(自己肯定感)を高め、社会に一歩を踏み出すきっかけにしようとするものです。

 本年度前期に実施した活動は、あしなが学生募金・上野の森の会・アースデイ・キャンドルナイト・竹田食育ツーリズム・鶴崎saemon23・大分七夕まつり・キャンパスカフェ・大分子ども劇場キャンプなどです。活動内容はサービスラーニング発表会で発表し、ホームページなどで発信しています。今後は活動内容・発表機会・情報発信の充実を行います。いまは情報コミュニケーション学科を中心に実施をしていますが(他学科も履修可能)、さらに共通教育科目として全学に拡げ、美術科・音楽科や国際文化学科を含めたより広範で特徴的な活動を展開していく予定です。また海外における活動や海外語学研修の強化も行いたいと考えています。たくさんの学生が当然のように地域で活動し、学習に対する意欲を深めるとともに、自信力と情報発信力を身につけ、社会に羽ばたく、また職場と家庭以外の地域という新しいステージを見いだしてもらおうというものです。どうか今後とも学生たちの活動に温かい支援と励ましを与えてくださいますようによろしくお願いいたします。


*ナラティブ narrative 物語、物語の。ストーリーよりもっと変化し流動的な物語です。ほこれる自分の物語をさがし、つくり、発信してほしいという意味でナラティブ能力プログラムとしました。



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