学科の特色

きめ細かな受け入れ
[1]幅広い知識と技術の提供
情報コミュニケーション学科の専門科目は、心理系、社会系、情報メディア系、情報科学系の4分野で構成されています。これらの知識の習得に合わせて、情報機器の操作技術を習得できる点に大きな特徴があります。人間の心を大切にして情報を活用しながら、豊かな社会の実現を探求する。カリキュラムは、学科独自の教育方針に基づいています。

[2]少人数制
ゼミナールを開講しています。講義形式の授業は、教員からの一方通行になりがちです。これに対し、できるだけ少人数で教員と向かい合い、話し合いながら一つのテーマを追求していくのがゼミナールです。1年の「基礎演習」や、各種の実習で少人数のメリットが生かされています。


[3]参加型授業
実習や演習による"参加型"の授業がたくさんあります。情報科学系のパソコン演習やメディア系のアニメーション演習をはじめ、心理系ではサルの行動や幼児の遊びを観察します。社会系では、地域づくりに取り組む方々からお話を聞いたり、活動に参加したりします。学科の学生たちはこうして、主体的に学ぶ態度と力を高めていきます。

[4]スタッフの充実
多くの専任教員と非常勤の先生方がいます。さらに実習の指導をしてくれる助手さんたちや、事務を担当する副手さんなどのスタッフもいます。情報処理演習室やメディア演習室の助手は、休み時間や放課後も学生を指導します。大学全体の情報システムや、映像機器などの運用管理も担当しています。

本格的な卒業研究への取りくみ
 2年生になると研究室に入り、卒業研究に取り組みます。私たちは、卒業研究を2年間の総まとめとして捉え、指導に力を入れています。研究成果は論文集にまとめられ、発表会で一人々々が壇上から学友に報告します。

 心理系では、子どもや家族、友人関係などをテーマに「問い」を設定して、観察や実験、調査を通して、それに答えていきます。社会系では、福祉問題、地域づくりなどをテーマに現地取材をしたり、統計資料を分析して問題点や解決の方向性を探ります。情報メディア系では、テレビ番組や新聞報道が適切かを分析したり、番組の製作を行います。情報科学系では、コンピューター・グラフィックス(CG)などの製作、インターネット上の運営ルールなどを研究します。


称号の認定
 全国大学実務教育協会による情報処理士、秘書士の称号が、カリキュラムに設定された授業から必要な科目を履修した場合に認定されます。25年度の学科卒業生は19人が情報処理士、7人が秘書士の称号を認定されました。


取得目標資格
 文部科学省認定秘書技能検定試験や、日商PC検定試験(文書作成・データ活用)などに対して、受験に必要な科目を開設し、合格のための受験指導を行っています。25年度人文系学生は、秘書技能検定では3級29人、2級69人、準1級2人が合格。日商PC検定(文書作成)では3級41人、2級21人、日商PC検定(データ活用)では3級37人、2級8人が合格して、高い合格率となりました。

 また、心理学関連では、日本教育カウンセラー協会が認定するピアヘルパーの資格を取得できます。「ピアヘルパー」とは仲間を心理的に助ける人という意味です。この資格は、カウンセリングの基礎的な資格で、日本教育カウンセラー協会が実施する筆記試験に合格し、情報コミュニケーション学科の「臨床心理学」「コミュニケーション心理学」「発達心理学」3科目の単位を取得することで得られます。23年度は27名、24年度は41名、25年度は41名が全員合格し、3年連続合格率100%を達成しています。

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