ゲーム分析は、何の役に立つのか？

試合を観察し、スカウティング

　「フローターが強そうだ」

　「ミドルシュートが弱そうだ」

　「ミスが多そうだ」

それぞれのシュートについての状況や結果に関する情報を集計

Ｑ　対戦相手はどんなチームか？

※従来の、「カン」「観察力」の世界に、プラス客観性

プレーの印象から類推

コーチの仕事

コンピュータの仕事

数字のうらづけ

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一流の指導者は相手チームの情報に関して、かなりの精度で記憶し、必要に応じてそれらの情報を自分の頭の中で整理することで、ゲームの展開を有利に進めるための戦術を決定する資料として用いている。

しかし、熟練したトップレベルの指導者のみが獲得した能力であり、全ての指導者・選手がそうではない。一般的にはゲーム情報の全てを記憶することは困難を極める。多くの指導者は、自らの漠然とした、かつ断片的な記憶を頼りに、ゲームの印象や対戦相手チームの特徴を思い浮かべざるを得ない。

そこで「対戦相手はどんなチームか」を類推する妥当性も完全であるとは言い切れない。また、選手に関してもそれは同じである。

単にプレーの印象からの類推にすぎないのである。

従って、ここにデータによって裏付けられた客観的な資料を加えて行く必要性が生じる。従来の「カン」や「印象」の世界に客観性を付与することにより初めて、正確な評価を下し、反省材料とすることが可能になる。