ブロンズメダリオンという資格取得は、ライフセーバーになるための第一歩です。
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クラブに所属する15歳以上で400mを9分以内で泳げれば挑戦することができます。試験ではビーチを200m走り、200m泳ぎ、また200m走るのを8分以内で行う必要があります。その他に、サーフやIRBの知識を有し、溺者の救助、運搬、心肺蘇生法、無線の操作ができる必要があります。この講習会は各サーフクラブで認定員の元行われているようで、マルーラバサーフクラブでは木曜の夜6時半〜8時に屋内で心肺蘇生法、土曜の朝9時〜10時半にビーチでの内容が行われていました。意外だったのは、受講者は10代の少年少女、30代の筋肉マン、中年の女性など年齢層がバラエティであったことです。 土曜の朝の講習会は、いきなり200mラン、200mスイム、200mランで始まります。それが試験科目だからなのでしょう。 CPRの講習会自体は日赤などと同じ感じでダミーを使って行うのですが、CPRのやり方が日本と少し違いました。まず、傷病者の身体を横に傾け、気道確保、呼吸の確認。その後仰向けに戻して人工呼吸。その際は頬で鼻を押さえ鼻をつままない場合がほとんどでした。心臓マッサージのほうは、胸に置いた手のほうをまっすぐに伸ばし体重をその腕一本にかけて圧迫していました。もう片方の手は手首を握るだけ。 これらの講習会はいつ始まったのか、いつ終わったのかわからないような会で、全体での説明はほとんどありません(これがオージーらしいのですが)。指導者が5名ぐらいいて、4〜5人づつ受講生が付いていました。 パトロール中は、ほとんど数名で救助する事ができるためか、2〜5名のグループで救助するトレーニングが多かったです。心肺蘇生法にしても2人で行うのが主体でしたし、海での救助も数名で素早く砂浜まで救助して、誰かがキット(人工呼吸機)を取りに走るという具合に。 IRBのトレーニングの時にちょっとしたハプニングが起きました。受講者が降ろされるときに、脚を捻挫(?)してしまったのです。しかし、大丈夫。すぐに近くにいたライフセーバーがファーストエイドキットを持ってきて応急処置、受講者と協力してすばやくサーフクラブのファーストエイドルームに連れていったのでした。女性教官も「ハプニング」と言うだけで冷静でした。 |