豪州体験記2
<ビーチに行って気づくこと>

 最初に住んでいたところは、ビーチまで丘を越えて約3キロ、途中から住んでいたところは徒歩10分だったので、よくビーチに行きました。

 海岸線はずっと続いているけど、どこでも泳いでいいわけではありません。(だいたい人がたくさん居そうな所に行くとは思いますが。)とりあえず、最初に行ってみたのが、Mooloolaba(マルーラバ)ビーチという所。クィーンズランド州サーフライフセービング協会サンシャインコースト支部の中で、最も大きなサーフクラブを有しているビーチです。

 サーフクラブとは、ビーチの社交場。レストラン、バー、スロットなどのゲームなどがあります。ビーチに面しているところがほとんどで、景色はいいです。天気がいいときは、オープンカフェで潮風を浴びながら食事なんていうこともできます。(日本にも海の家っていうのがありますね。)海のそばだからだといって、決してランニングや裸足では入れません。夜も営業していて、ある程度のドレスレギュレーションが必要。でもそんなに堅苦しい所じゃなくて、地元の人が気軽に集うところ。ビールだって150円で飲めます。会員を募集して年間1500円程度を登録料を支払う所がほとんどで、そのお金はそのビーチの安全のための資金源になっています。だから、そこには、レスキューボードやサーフスキー、IRBを収納する艇庫もあり、サーフライフセービングの拠点にもなっているのです。

 ビーチに降りる前に、まず目に付くのが、大きな看板。ここに何やら注意事項が書いてあります。ビーチに立っている旗の説明で、よく見るとなんと英語表記の下に漢字混ざりの日本語表記が! (海で溺れる大半は観光客、その内日本人が占める割合がかなりいるとか。それに英語を理解できないとかの理由らしい)

 上半分が赤で下半分が黄色のフラッグが、「旗と旗の間で泳いでください」の意味。緑のフラッグが「水泳に安全な場所」。黄色のフラッグが「気をつけて泳いでください」。赤のフラッグが「危険!水泳禁止」。青のフラッグが「モーターボートやサーフボードは旗の外でご使用ください」。このように色分けされてありました。

 実際ビーチには、上半分が赤で下半分が黄色のフラッグが数10メートル間隔で2本立っていて、その中央に緑(または黄色)の旗が、そして両方の外側には、青の旗が立っていました。

 ビーチに降りてみると、赤でSURF RESCUEと書いた黄色のテントが中央に立っており、その中にはサングラスをかけたライフセーバーが2人。やはり黄色地に赤で文字が書いてあるTシャツを着ていました。みんな長袖。皮膚がんを引き起こす紫外線の予防なのです。それから、砂浜に降りる手前の右手側には、監視塔があり2人ほどいました。その下には、ビーチコンディションを書いたボードが置いてあります。満潮、干潮の時刻、天候、風向き、ビーチの状態、リップエリア、気温、水温、パトロールの時間帯など。10月頃は緑旗が多かったのですが、天候不順で1月は黄色旗をよく見ました。ちなみに、10月も1月も水温は22〜24度とちょっと冷たかったです。


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