サエモン23始動しました

2011年01月06日

サエモン23始動 サエモン23始動
 毎年大分市鶴崎で開催される「SAEMON23」(第36回清正公二十三夜祭歩行者天国)に、今年も多くの大分県立芸術文化短期大学生が参加します。ダンスチームへの参加だけでなく、大会の企画運営や模擬店の出店も、大分県立芸術文化短期大学に依頼されています。地域で活躍する人々に講演を依頼している「地域社会特講Ⅰ」(情報コミュニケーション学科専門科目・他学科は共通教育科目)で、鶴崎商工青年部に講演をお願いして、「SAEMON23」の意義や鶴崎の歴史を説明していただきました。
 毎週、木曜の昼休みに集まって企画運営会議を開催。5月30日(日)には、企画運営のメンバー32名が鶴崎で現地視察や地域の人との交流・意見交換を行いました。「SAEMON23」の舞台となる鶴崎商店街国道197号線や、旧熊本藩の飛び地であった鶴崎地区でいまなお人々に慕われている加藤清正ゆかりの法心寺(加藤清正公の命日が7月23日)、鶴崎の生んだ幕末から明治の偉人・毛利空桑の私塾・邸宅・記念館などを研修し、まつりの意義や鶴崎の人々の熱い思いを知ることができました。

 以下は、学生がまとめた地域社会特講Ⅰの記事です。

サエモン23始動 サエモン23始動
 5月18日の地域発信特講は、鶴崎商工青年部の方々が鶴崎の歴史とまちづくりについて講演して下さった。
 「清正公二十三夜祭歩行者天国 SAEMON23」は、昭和49年の第1回目の開催から名称を変えつつ今年で37回目を迎えた。以前は全国各地の祭り(例:長崎おくんちや阿波踊りなど)をゲストとして招く、というものであったが、第26回より市民参加型の祭りとなり第31回から「SAEMON23」が始まった。
 「SAEMON」は400年続く伝統の鶴崎踊りの「左衛門」から、「23」は加藤清正公の死後に行われた法要が由来の「二十三夜祭」から命名された。鶴崎の「つ」は昔、港を意味する「津」であったことからも分かるように、江戸への参勤交代や交易の玄関口として重要な土地であった。この鶴崎に着目したのが、肥後藩(現:熊本県)藩主加藤清正であった。清正は関ヶ原の戦いの後、鶴崎を飛び地として領有し、今日の繁栄の基礎をつくった。そのため、加藤清正が親しまれているのである。
 祭りは地域コミュニティの役割も担っているという。人がまとまりやすく、それでいて幅広い年齢層の人々が集まるため、異世代交流や今では少なくなったみんなで子供を見守ることもできる。祭りは地域コミュニティの形成にとって、地域の人にあいさつする以上のことが期待されているのである。私も確かにその通りだと思う。実際サエモンの実行委員に入ったことで様々な人と話す機会を得られた。「町内を好きになってほしい。地域のために何かできないか、元気にしたい、という気持ちを持ち積極的に参加してほしい」と商工青年部の方は語った。
 今年の「SAEMON 23」のテーマ曲は、後藤克臣氏ら大分出身のアーティストが作詞・作曲し歌っている。鶴崎の歴史と祭りへの思いの詰まった曲になっている。当日、会場で流れればダンスと相まって盛り上がることは間違いない。

「SAEMON23」(第36回清正公二十三夜祭歩行者天国)
日時:7月23日金曜日(加藤清正の命日)の
19:00~22:00

開催場所:鶴崎商店街内国道197号
(鶴崎駅前~国宗交差点間)
HOME > 社会貢献 > 地域活動 > 2010年度 > サエモン23始動
入試情報 学長メッセージ 第52回卒業修了制作展 ムービーギャラリー 竹田キャンパス
教育と研究
文部科学省2009年度
大学教育推進プログラム
地域等との連携
法人・大学運営
施設利用について
お問い合わせ
2015年度版大学案内