「SAEMON２３」（第３６回清正公二十三夜祭歩行者天国）に参加しました

　大分市鶴崎で開催された「SAEMON２３」（第３６回清正公二十三夜祭歩行者天国）に、今年も多くの大分県立芸術文化短期大学生が参加しました。加藤清正公の命日、７月２３日夜に、国道１９７号の鶴崎商店街一帯が「二十三夜祭歩行者天国」になりました。熊本藩の飛び地として戦略的位置を占めた鶴崎地区は、加藤清正公によって今日の繁栄の基礎が築かれました。国道を閉鎖して歩行者天国とするケースは全国的にも少なく、住民の熱意によって盛大な祭が行われてきました。今年は、西ステージを大分県立芸術文化短期大学が、東ステージを日本文理大学が担当して企画運営の段階から参加しています。

「サービスラーニング」（情報コミュニケーション学科専門科目・他学科は共通教育科目で受講可能）として、参加を呼びかけ、企画運営４０名とダンスチーム５０名・美術科１年生１０名のあわせて１００名以上が活動しました。毎週、木曜の昼休みに集まって企画運営会議を開催。６月１４日には企画運営のメンバーが、６月２７日には美術科学生が、鶴崎で現地視察や地域の人との交流・意見交換を行いました。ダンスは国指定重要無形文化財の鶴崎踊りの左右衛門（以下SAEMONと記します）のリズムを元に、専攻科音楽専攻生が作曲、ダンスサークルの学生が振り付けを考え、衣装も自分たちでデザインしました。美術科１年の学生がメインステージに飾る絵を作成しました。また、模擬店のスペースを２カ所もらい、イラストレーション部がイラストカードを、専攻科造形専攻（工芸）の学生が小物や陶器などの販売や染色ワークショップなどを行いました。

　今回のステージのプログラムを考えるにあたって、企画運営メンバーでコンセプトを考えました。参加と協働をテーマにみんなが参加できるよう、市民の皆さんの力を借りて実施するように心がけました。和太鼓サークル・大分県立芸術文化短期大学SAEMONチーム・ダンスサークル・鶴崎○×クイズ・早飲み早食い大会・小学生と一般市民のSAEMONチーム・総踊りというプログラムを実施しました。和太鼓サークルはSAEMONのリズムで新曲を作曲し演奏しました。また、環境サークルや運営メンバーが会場を巡回してゴミを集めるほか、専用の袋を配ってゴミステーションに持ってきてくれれば、綿菓子と交換など、ゴミ減量作戦を行いました。学生の柔軟な発想でユニークな取り組みができたと思います。この取り組みを通じて、普段おとなしい学生が大きな声で堂々と行動したり、気がついたことをどんどん実行するなど、すばらしい機会をいただけたと思います。

　以下は、参加した学生による感想です。