第78回あしなが学生募金に参加しました

2009年05月01日

あしなが学生募金 あしなが学生募金 あしなが学生募金
 第78回あしなが学生募金が4月18、19、25、26日、大分県では大分市のトキハ前とセントポルタ中央、別府市の別府駅前で実施されました。今年は4日間でこれまでで最も多い延べ約100名以上の本学学生が参加しました。
 あしなが育英会とは、病気・自死・災害などの原因で親を亡くした遺児たちや、親が障がいなどで働けない子どもの就学を支援するため、奨学金を支給するだけではなく、遺児たちの心のサポートプログラム「奨学生のつどい」などの活動や、津波やエイズ・地震などによって親を失った国外の遺児との国際的連帯の集いを運営している団体です。
 1970年から学生による街頭募金が始まりましたが、現在では遺児の大学生らが募金活動の主体となり、春と秋の2回、日本全国の県庁所在地や主要都市の街頭で一斉に募金活動を行っています。その規模は日本の民間募金活動では最大規模といわれていわれています。
 「現代と人権」(共通教育科目)であしなが育英会や世界の遺児の現状について学習し、「地域社会特講Ⅱ」( 情報コミュニケーション学科専門教育科目・他学科は共通教育科目)ではあしなが奨学金を受けている大学生に来ていただき、話を聞きました。今回の大分でのあしなが学生募金では、これまでで最高の募金が集まりました。この背景には、経済状況の厳しい中で人々の関心が高まったことともあり、大分の大学・短大でもっとも多くの学生が参加した本学学生の活躍も貢献したと思います。親を失った上に夢をあきらめなければならない子ども達が増えている、一人でも多くの子ども達が学業を継続できるようにという学生の呼びかけに、たくさんの人たちが足を止めていました。
 以下は、4日間、活動に参加した学生3人の感想です。
 あしなが学生募金が全国200か所で一斉に行われていることやあしなが奨学金を受けている学生の4分の1が九州にいるとわかってとても驚いた。普段は人見知りなのだが、通りがかりの人が「頑張って」や「おつかれさま」と笑顔で話しかけてくれるので、自然と自分も笑顔になることができた。
 紙に書いてある呼びかけ文をそのまま読むのではなく、自分の思ったこと、感じたことを言葉にして呼びかけた。事前のあしなが学生募金の説明でつらい状況に置かれている遺児達がたくさんいることを知っていたので、気持ちを込めて呼びかけることができた。
 はじめは大きな声で呼びかけるのが恥ずかしいと思うかもしれないけど、遺児達のために、知らない同士が協力して成し遂げたときの感動は、何物にも代えられない経験になりました。これからも一人でも多くの人があしなが学生募金に参加してくれればと思います。
情報コミュニケーション学科1年  西川 綾馬
 私は街頭で募金活動を行ったのは初めてでした。こんなに大変な活動とは思いませんでした。でも、みんなで協力して活動したことは、本当に貴重な体験だったと思います。1日目はあしなが奨学生スタッフの人といろんな指示をもらって活動しました。2日目以降は私たちが中心となって高校生に指示をしたり、呼びかけ文を一緒に読んだりしました。声かけをするとき、みんなで分担して声をかけたり、一人ひとりがしっかり声かけができるようにしました。ビラも「良かったらご覧になってください」など、一言声をかけて配るようにしました。募金をしてくれた人たちが「頑張ってね」と、たくさん声をかけてくれました。私たちが声かけなど、頑張った分だけ街頭の人たちはその気持ちに応えるように協力してくれました。
情報コミュニケーション学科1年  川口 成美
 日差しが強くなろうが、風が強く手がかじかむほど寒くなろうが、ずっとたちっぱなしで、思った以上に大変でした。けれども、みんなで励まし合ったり、スタッフの方が飴を差し入れてくれるなど、ちょっとしたことがとてもうれしかった。何より力になったのは、募金をしてくれた人たちからの「頑張って」「お疲れ様」「ほんの気持ちだけどごめんね」などという温かい言葉でした。なかでも印象に残ったのは、腰の曲がったおばあちゃんがゆっくりゆっくり鞄からお財布を取り出し、ゆっくりゆっくりお財布からお金を入れてくれたことです。最後に小さな声で「ご苦労様」と声をかけてくれたことが今でも忘れられません。工夫したところは赤信号などで人がたくさんいるときに力を入れて呼びかけたり、伝わりやすいように短い文章を何度も読んだところです。でもやはりどれだけ堂々と大きな声で呼びかけができるか、恥ずかしいという気持ちを捨てて、どれだけ多くの人に伝えることができるかです。ボランティア活動は大変だったり辛かったり、ちょっと参加するのに勇気がいるかもしれませんが、自分の新たな一面が発見できたり、新しい仲間が増えたり、そして何よりもたくさんの笑顔にあえる、すばらしい活動です。
情報コミュニケーション学科1年  上田 玲奈
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