佐伯市の小学校で「地域ふれあいアート講座」を開きました
(2007年11月13日)
2007年11月6日
11月6日(火)、佐伯市立上野小学校で、2年生の児童69名と、美術科1年生24名による「地域ふれあいアート講座」を行いました。この講座は、子どもたちに創作の喜びや楽しさを味わってもらい、造形美術に対する興味や子どもたちの持つ感性を引き出すことを目的に、本学の地域貢献活動の一環として、美術科教員の指導のもとに2005年から取り組んでいるものです。
今回は絵具を混ぜたシャボン玉を楽しみながら、足下に敷いた布に色を染み込ませていくというものです。手や足、髪の毛さえも泡だらけにしながら、子どもたちは大はしゃぎ。仕上げとして、色とりどりに染まった布の両端を2階から吊るしました。「シャボン玉があがった!」思わず起こる拍手。思い思いの表情をした布たち7枚は、光をうけてきらきらと輝いていました。
子どもたちの笑顔と歓声に包まれて、学生たちも、アートを通して人とふれあうことの喜びをひしひしと感じた一日でした。
以下は、参加した学生によるレポートです。どうぞご覧ください。
最初は、白紙だった。小学校から「1・2年生と共に大きな作品をつくってほしい」という要望を受け、イメージを膨らませた。「安全性が高く、遊び感覚で創るアート」を目標に、いくつかの案に絞り、小学校へ下見に行った。
実際に児童を見ると、想像とまったく違いびっくりさせられた。担任の先生方とお話をして、児童たちが普段使っている教材などを見せていただいた。
児童の様子や場所などを考えると最適な案があったので、それに決め、買い出し、試作、話し合いを何度も繰り返した。講義やバイトで皆忙しかったので、全員がそろうことはあまり無かったけれど、成功させたいという思いは同じだったと思う。
当日、荷物をたくさん詰め込んで、バスで佐伯市に向かったものの、道に迷い遅れてしまった。大急ぎで準備してスタート。
色つきのシャボン玉は大好評で、様々な色と形に児童も私たちも熱中した。針金を曲げて作っておいた道具は、どんな形のシャボン玉になるかわかりにくいので、人気があったようだ。
座り込んでひたすら吹き続ける子、走り回りながら遊ぶ子、色を混ぜたり、手で触ったり。下に敷いた布が色でいっぱいになるくらい遊んでくれて、とても嬉しかった。
教職科目を受講中の学生が司会進行役を務め、全体を見渡せる人が児童の安全に気を配り、子どもと同じ目線でいられる人が一緒に遊び、私たちもそれぞれの個性をうまく生かせたと思う。
最後に、シャボン液でカラフルに染まった布を2メートルくらいの高さに吊り上げた。寝転がり、見上げると光に透けた布がとてもきれいで、幻想的だった。
子どもたちと共に給食を食べ、昼休みにも一緒に遊んで、とても楽しい1日だった。児童のみなさん、先生方、本当にありがとうございました。
(美術科美術専攻1年・衛藤理沙)
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