平成18年度、地域巡回演奏会を開催しました

(2006年07月09日)

2006年7月8・9日

 平成18年度地域巡回演奏会を、7月8日(土)と9日(日)、それぞれ豊後大野市エイトピアおおのと日田市中津江ホールにて開催しました。

 県立芸術文化短期大学の地域巡回演奏会は、クラシックの生演奏を聴く機会が少ない地方の小中学校生徒や一般県民の方々を対象に、親しみやすい音楽を提供し、楽しさや素晴らしさを伝えることを目的として、昭和61年度から県内延べ42市町村で開催してきました。

 平成16年度には、この地域巡回演奏会を中心とする多様な演奏会による地域交流教育が、文部科学省の「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」に採択されました。特色GPにつきましては、特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)の取り組みのページをご覧ください。

大分県立芸術文化短期大学 音楽科
地域巡回演奏会

  • 月日: 7月8日(土)
  • 時間: 13:00~14:00
  • 場所: 豊後大野市エイトピアおおの
  • 観客(対象): 市内小中学校生徒・保護者並びに県民自由参加
  • 収容定員: 計1,000席
  • 入場料: 無料
  • 月日: 7月9日(日)
  • 時間: 14:00~15:00
  • 場所: 中津江ホール
  • 観客(対象): 日田市内(中津江・上津江)小中学校生徒・保護者並びに県民自由参加
  • 収容店員: 150席
  • 入場料: 無料
  • お問い合せ: 本学音楽科 電話097-545-0542
  • プログラム:
  • ピアノを楽しもう
    • 赤とんぼ変奏曲 山田耕筰作曲 三宅榛名編曲
    • トルコ行進曲 モーツァルト作曲
    • ハンガリー舞曲より 第5番・第6番 ブラームス作曲
    オーケストラの楽器を聴こう
    • 弦楽四重奏「となりのトトロ」「星に願いを」
    • 木管五重奏「ディヴェルティメント第1楽章」 ハイドン作曲
    • ボディ・パーカッション「ロックトラップ」 シンスティン作曲
    モーツァルト オペラミニステージ
    • 歌劇「魔笛」より “助けてくれ”
    • 歌劇「フィガロの結婚」より “手紙の2重唱”
    合唱のひびき
    • 花 作詞:武島又次郎 作曲:瀧廉太郎
    • 夢の世界を 作詞:芙龍明子 作曲:橋本祥路
    • 大地讃頌 作詞:大木惇夫 作曲:佐藤眞
    • BELIEVE 作詞:杉本竜一 作曲:杉本竜一

 今回の演奏会について、音楽科よりご寄稿いただきました。演奏写真も掲載しております。ぜひ、ご覧ください。


 文部科学省の特色GPに採用された「多様な演奏会による地域交流教育」の中心行事「地域巡回演奏会」、今年度は7月8日豊後大野市のエイトピアおおの、翌9日は日田市の中津江ホールで行いました。各会場共に多くの方にご来場戴き、楽しんでいただきました。

 ピアノ独奏や連弾、オーケストラの様々な楽器によるアンサンブル、自分の体を打楽器にしたボディパーカッション、今年生誕250年のモーツァルト作曲のオペラ作品の名場面、合唱、そして会場の皆さんと出演者による合唱のフィナーレと、盛り沢山ながらもあっという間の60分の演奏会でした。

 ところで、エイトピアおおの会場で…、オペラ「魔笛」1曲目の始まりと共に、舞台上手から出てきた大蛇の迫力に怯え、周りの方にしがみついていたお嬢さん、ゴメンナサイ!

 今演奏会で使った大蛇は本学美術科の協力でできた2代目です。初代大蛇よりもパワーアップし、不気味に光る目、毒々しいまでの体色、鋭い牙や舌、側に寄ったらひと呑みされそうな大きな口の動きなど、前方席で見ていたのでさぞかし怖かったでしょうね?

 でもご安心下さい。あの大蛇は今まで何十回も王子を追いつめていますが、毎回必ず3人の強い侍女にやっつけられます。次回は安心して聴きに来て下さいね!ちなみに、あの大蛇を動かしていたのは優しい2人の男子学生です。ついでにその2人は合唱でも出演していました。

 学生にとって演奏と表現技術をそれぞれの限界まで突き詰めて学んでいる日頃のレッスン課題曲とは違い、小中学生にも分かり易い曲―学生にとっては比較的容易な技術で演奏できる曲、しかし本当は様々な面で最も難しい曲―をプログラムに組み、緊張、感動、新たな課題の発見、さらに「音楽とは?」を自問することができる貴重な機会でもあります。

 今年度出演の学生も、出発前日では学生にとって夏のお楽しみ行事の「七夕祭」参加を返上してまで練習し、悩み続ける合唱の男声達、当日(特に2日目)のリハーサル後も、開場時刻ぎりぎりまで入念な打ち合わせをして最後の最後まで良い音楽を追求する全出演者、そして出演者を舞台裏で支える学生スタッフ。いかなる時、場所、聴き手であっても、その時点で最善を尽くす姿勢は将来が頼もしく見えました。

 司会の愛甲久美先生(声楽担当)の「本日の出演者―学生―をどうぞこれからも温かく見守って下さい!」に対していただいた多くの拍手は、我々引率者にとっても嬉しく思いました。ご来場下さった皆様、心より感謝申し上げます。

 最後に、今演奏会では、各会場のスタッフの方々を始め、訪問先の皆様に温かく迎えて頂きました。決して表には出ることなく、縁の下の力持ちになって我々を支えて下さった皆様にも心より感謝申し上げます。

木管五重奏オーケストラの楽器による木管五重奏。それぞれ特徴ある音色の楽器は聞き分けやすかったのではないでしょうか。
(7月8日 エイトピアおおの)
オペラ「魔笛」モーツァルト作曲オペラ「魔笛」より
タミーノ王子を追いつめる大蛇を力強く退治する3人の侍女。写真右下は文中にもある大蛇。大蛇の目の表情にも注目して下さい!
(7月8日 エイトピアおおの)
ブラームス「ハンガリー舞曲」小さい会場ながら全体が木調の中津江ホール。ブラームス作曲ハンガリー舞曲を熱演する専攻科生。
(7月9日 中津江ホール)
弦楽四重奏「となりのトトロ」にちなんでかわいい耳をつけた弦楽四重奏団。客席の子供たちは音楽に合わせて体を動かし楽しんでいました。
(7月9日 中津江ホール)
合唱音楽の教科書に載っている曲を合唱しました。いかがでしたか?演奏会の最後に会場の皆さんと「BELIEVE」を合唱することができ、私たちにとってもよい思い出になりました!

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