「関根伸夫・谷口晶之展」が開かれました
(2007年11月09日)
2007年11月1日~11日
日本を代表する現代美術作家の一人である関根伸夫氏と、本学美術科で油彩・版画を担当する谷口晶之教授による二人展が、11月11日(日)まで大分市府内町のえだ画廊で開かれています。
ふたりは、多摩美術大学において斎藤重義氏に学んだ同級生。卒業後、関根氏は大学院に進み、68年の第1回須磨離宮公園現代彫刻展で発表した「位相・大地」で脚光を浴びて以来、立体・平面それぞれの分野で意欲的な創作活動を続けてこられました。
谷口教授は、大学卒業後帰省し、別府を制作拠点として宇治山哲平氏に師事。67年以来、国展への出品を続け、国画会の中核的な作家として活躍する一方、個展・グループ展を多数開催。版画集も3回にわたって刊行しました。
一昨年、先輩の個展会場で再会した二人は久々に歓談。美術評論家の勧めもあって、二人展の開催を決めたそうです。
5枚の和紙を重ねた支持体に金箔を貼り、切り取る・ひっかくなどの痕跡を見せる関根作品に対し、プラチナ箔を用いた線描きが画面を占める谷口作品(写真は部分)は、ギャラリー内で好対照を見せています。
谷口教授によれば、赤い絵の具で下書きした上にプラチナ箔を貼った線の動きは、自宅アトリエ周辺でよく見られる温泉の湯けむりに想を得たものであるとか。
この週末、えだ画廊にぜひお立ち寄りください。
(参考) 関根伸夫氏が主宰する環境美術研究所のホームページ:環境美術研究所
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