本学専攻科生が第77回新人演奏会に出演

(2007年05月18日)

2007年5月6日

 去る5月5日(土)と6日(日)に東京文化会館にて開催された第77回新人演奏会に、本学専攻科音楽専攻の古閑理美さんが出演されました。この演奏会について、本学音楽科より寄稿いただきました。ぜひ、ご一読ください。

芸短の学生のレベルを再認識

新人演奏会のチラシ

 読売新聞社主催の第77回新人演奏会が5月5日(土)、6日(日)の2日間にわたって東京文化会館大ホールで開催された。全国の音楽系大学、短期大学の34校から推薦された首席クラスの新卒生が一堂に会して演奏を行い「新人」演奏家として紹介されるという、素晴らしい歴史を持つ由緒ある催しである。

 わが芸短からは、専攻科音楽専攻ピアノコース1年の古閑理美さんが6日に出演し、ポーランドの作曲家、マギンのピアノソナタ第1番から第3、4楽章を演奏した。

 第3楽章は、静かに囁くようなモティーフが美しいハーモニ空間で浮遊し、徐々に緊張感ある音楽に変容していき、次第に感情の高揚が頂点に達する。その後、モティーフは静寂の闇に消えていく。古閑さんの音色の豊富さを印象づけていた。圧巻は第4楽章で、まさに超絶技巧そのもので揺るぎない集中力の持続は圧倒的な説得力を生み、聴衆を釘付けにしていた。

 出演者のほとんどの演奏を聴いたが、古閑さんの演奏は率直に言ってトップクラス水準である。つくづく芸短の学生のレベルの高さを再認識した日であった。

このページのトップへ▲

HOME > 社会貢献 > コンサート > 2007年度 > 第77回新人演奏会

入試情報 学長メッセージ 第52回卒業修了制作展 ムービーギャラリー 竹田キャンパス
教育と研究
文部科学省2009年度
大学教育推進プログラム
地域等との連携
法人・大学運営
施設利用について
お問い合わせ
2015年度版大学案内