森林セラピーで高崎山・銭瓶峠・田ノ浦・柞原八幡などを取材しました!

2013年10月11日

 大分市では、市内の里山を活用して環境保護・健康づくり・観光・地域資源の掘り起こしなどに活用しようと「森林セラピー事業」を行っています。サービスラーニング(情報コミュニケーション学科専門科目・他の学科は共通教育科目)では、大分市と連携して、マップやコースづくり・情報発信・イベントの手伝いなどを行っています。
 今回は、高崎山・柞原の森などを9月14日(土)に取材しました。取材当日、高崎山C群ボスざるベンツが姿をあらわさないという異変がありました。ベンツはB群のボスからC群に移籍。二つの群れのボスを経験した史上まれに見る傑物。平均寿命20歳前後という猿にあって年齢35歳。実は去る8月5日、順位3位の若い猿が人前でベンツにかみつくという事件があり、あわやクーデターかと思われた矢先のことでした。このときは人望(猿望)のある2位の猿が3位の若猿を激しく威嚇、事なきを得ました。ベンツは10月2日に大分市の民家で無事に保護されました。今後の復帰が心配されましたが、ベンツは群に返され、特等席で食事をするなど奇跡的に復権を遂げたようです。ちなみにA群はB群との抗争に負け山に追い込まれ壊滅したそうです。情報コミュニケーション学科では心理学実験観察法で毎年高崎山に行って観察を行ってお世話になっています。

 つづいて、田ノ浦地区五社社と旧街道の銭瓶(ぜにがめ)峠、赤松地区(別府市)、そして田ノ浦地区の枇杷について取材しました。田ノ浦地区は別府観光の父、油屋熊八が田ノ浦に別荘を建て庭にびわを植えたのが始まりとか。別大国道が開通し湯治客に販売できるようになり拡大したようです。田ノ浦公民館長を長くつとめた安東さんの話では戦後ミカン栽培を行っていたが生産過剰の為暴落、その後びわに転換して拡大したとのことでした。びわは霜に弱く温暖な気候を好みます。乾燥にも強く、水道もなかった田ノ浦で盛んに作られました。袋がけさえすれば無農薬でも病害虫にも強いそうです。今後大切に守っていきたいとのことです。別府・大分を結んでいた銭瓶峠は、風光明媚なポイントです。たたけばかんかんという音のするかんかん石がおかれています。北別府・南府中(大分)・西ゆふいんみちとのみちしるべがあります。高崎山麓の別府市赤松地区は観音寺周辺に地蔵菩薩などのおびただしい石仏があります。

 柞原八幡は豊後一ノ宮、源頼朝らの信仰を集めたと言われます。大分市のシンボルほるとの木の古木があります。この日は年一回の御神行でした。大分の秋祭りは、ここからはじまります。ちなみに御輿は宇佐八幡様が発祥。御輿に乗って神様が巡行します。御輿が消えていく先は森林セラピーのコースにもなっている森の中。楠の大木もあります。ここ柞原の森は400年以上手が入っていないと言われる大分市きっての原生林です。白木地区では浜の市の祭り。名物志きし餅などを取材しました。夕日が沈んで祭りの一日が終わりました。


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