平成22年3月卒業予定者に対する求人のお願い

(2009年03月18日)

 任期途中で退任された利光前理事長兼学長の後任として、昨年10月から学長を務めております中山でございます。
 私は大分で生まれ育った後、技術者として職を得、30数年間技術、研究、経営に携わり、その後、故あって財団法人東京二期会に移り10余年間オペラの制作、組織の運営に当たってまいりました。
 学長職は歴代にわたって斯界の権威や大学教育経験者が務めて来られた重責ですから、音楽事業に従事して来たとはいえ、私のような実業界出身者が学長職に就き大学の運営に当たるということは異例のことで、日々身の引き締まる思いがしております。
 本学は緑に囲まれた丘陵に位置し、芸術系と人文系がお互いの顔が分かるサイズの自然溢れるキャンパスで、共に勉学に励んでいるユニークな公立短期大学です。
 本学の専門分野である芸術(美術・音楽)、国際文化、情報コミュニケーションの4つの学科は、それぞれの専門知識のみならず、人生を通じた真理の追求、多様な文化への理解と交流、人間として大切な情操など様々な切り口からみても、常に変わることのない、社会生活における必須の基本要素です。例え、学生にとってはその中の一つを専攻して学ぶにしても、すぐ横には異なる分野を選んだ仲間がいる、そのような学舎はそれぞれの考えを持ちながらお互いに交わり論議し合う中で、人間として多様でありながら調和の取れた社会人に育っていくこの上ない環境であります。
 さて、百年ぶりの不況ともいわれる昨今の世相のなかで、短期大学卒業生の雇用情勢につきましては、誠に厳しいものがあると予測いたしております。
 このような中、本学といたしましては、入学年と卒業年の2年間という短い教育期間に、芸術・人文系の学生が共に学ぶ機会を増やすなど充実した教育によって、資格取得を始めとして豊かな情操を持ち様々な企業ニーズに対応できる人材の育成に努めており、卒業生はこれまで多少なりとも企業の皆様方のお役に立てたのではないかと自負しているところです。
 今後とも、皆様方にとって、なくてはならない人材育成に全力を尽くしていく所存でありますので、大変厳しい状況下ではありますが、22年3月卒業生の採用について、御配慮賜りますようお願い申し上げます。

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