Epistula Vol.33 (2013年12月09日付)掲載

佳境を迎えた芸短フェスタ

 先号で述べたように、今年の特徴は「本学の学生たちの活動分野が広がり続けているのが実感できる内容」になったことです。私が着任した際に掲げた「小さくてもキラキラ輝く宝石のような大学になろう」という目標はすでに実現していますが、5年後の今年はその輝きが更に強くなったと実感しています。

 各学科とも、学外活動は大幅に増えています。大学の外では、不況、少子化、要介護老人の増加、都市への人口集中と過疎問題など、大きな社会変化が訪れており、大学も聖域ではあり得ません。社会の波を自分なりに受け止めて、それに向かって自分をどう生かしていくのかが問われるのです。回避するのではなく「どうすればその波に乗れるのか」と考え、行動することが大切です。今回の芸短フェスタから感じる「何か」は、その行動力が活動の中身に変化を与えている、ということではないでしょうか。

 皆さんと同じ体験をするために、行事に参加するよう努めています。全部という訳には行かないのですが、音楽科による定期演奏会と美術科による「ideal Picture」ha、数年前には考えられなかった内容でした。また、国際総合学科による「国際理解」は、海に囲まれた狭い国土しかない我が国にとって、努力してでも獲得すべき経験なのですが、「国際理解ワークショップ」や「車いすマラソン」での交流を通じて、まさにこの主旨を実践した価値ある活動でした。情コミュも平素から継続して竹田地域などで地元の皆さんと交流を続けており、市内商店街の活性化なども成果を挙げつつあります。

 この勢いをエネルギーに、スパートを掛けようではありませんか。

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