Epistula Vol.19 (2010年04月01日付)掲載

私たちにもできる地球温暖化対策

 「地球温暖化」という言葉は、はやり言葉のように聞き慣れたものになりましたが、その詳しい中身を知っていますか?
 温暖化の原因は空気中の温室効果ガスの人為的な増加に起因するといわれています。なかでも炭酸ガスの排出量は桁違いに多いので、太陽熱を蓄積して気温の上昇につながる主犯とされています。炭酸ガスはものを燃やせば出てくるし、自動車社会は大量の炭酸ガスを含む排気を生みます。このように人間の生産活動や生活によって、大気中の炭酸ガスが蓄積され続けると、いつか両極の氷が溶けて海面が上昇したり、生活環境の悪化が人間の生活限界を超える日が来るというのです。
 ですから、将来起こってくる悲劇を防ぐためには、環境の悪化を食い止める努力をもっと加速して、地球環境のバランスを保つ「持続可能な開発Sustainable Development」 を行うことが必要になります。そのためには、私たち一人ひとりができる範囲で努力することが全体としての成果につながると考えられます。
 皆さんの身の回りでも、簡単に実行できる方法がたくさんあるのですが、お気づきですか。えっ、「もうやっている」ですって?さすがは芸短生です。ところで、何をやっているのですか?
 参考のために簡単に整理してみましょう。持続可能な開発の目指す方向は「循環型社会」です。不要品は捨てられ、大部分が燃やされて炭酸ガスの排出につながります。できるだけ燃やさずに循環させようという考え方で、Reduce(リデュース:ゴミを減らす)、Reuse(リユース:繰り返し利用)、Recycle(リサイクル:資源の回収)の頭文字を取って、3Rといわれるようになりました。「Re-」とは「再度」という意味の接頭語ですが、最近ではRepair(リペア:修理)、Refine(リファイン:分別)、Reform(リフォーム:作り直す)などを加えることもあります。
 ところで、私が自動車を使わずに、歩いたり自転車で走り回るのも温暖化対策ですかって?もちろん、その通りです!が、どちらかというと健康対策ですかね、何れにせよ一石二鳥の対策です。みんなの努力を集めると、大きな力になることをお忘れなく。

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