Epistula Vol.18 (2010年01月01日付)掲載

明けましておめでとうございます

 世界規模での景気落ち込みが私たちの生活を直撃して、厳しい逆風に向かっているような新年ですが、今年が少しでも暮らしやすく明るい年になるよう、強く前向きの希望を持つことが大切だと思います。
 さて、昨年は「小さくてもキラキラ輝く芸短」のキャッチフレーズで活発な活動をしてきました。全学を挙げて実に様々なコンサート、公開講座などのイベントが行われ、たくさんの方々が活躍してくれました。芸短フェスタも35事業と一昨年よりさらに充実しましたし、参加してくださった市民の皆さんからも「芸短は変わってきたね」と温かいお言葉をいただくようになりました。
 とはいえ、私たちのやっている中身がこの一年でガラッと変わったわけではなく、どうすればキラキラ輝く芸短大になれるのか、みんなで考え行動してきたことが実を結んできたのだと思います。積極的な広報活動を行う体制を整えたことで、マスコミに多く取り上げられる様になり、より多くの県民に皆さんの活躍する姿が見えてきました。今まで努力してきたことが、はっきりと輝きとなって発信できはじめたのです。
 相互交流協力協定をみても、この1年で結んだ協定は6か所となり、過去の合計数と同じになりました。教育機関では中国・武漢市の江漢大学(2月)、ニュージーランドのクライストチャーチ工科大学(12月)、芸術文化関係では大分県文化スポーツ振興財団(3月)、メディア関係では、毎日新聞との寄付講座開設を含む協定(7月)、別府ビーコンプラザ共同事業体(8月)、TOSテレビ大分(10月)。自治体では一昨年に竹田市と結び、大分市、由布市に続く3つ目の協力体制が発足し、廃校となっていた下竹田小学校跡をサテライトキャンパスとしてアートキャンプを始めたこと(9月)も挙げられます。芸短大を塀で囲まれた敷地に閉じこめるだけでなく、ヴァーチャル(仮想)キャンパスとして県民の中に積極的に出ていくことが、座学では決して得られない貴重な経験となり、同時にそれが発信にもなるというわけです。
 私たちの活動を後押ししてくれるように、「体験をスキルに変えるナラティブ能力育成事業」が21年度『大学教育推進プログラム』(文科省)に選定され、全学生を対象とした「人間力育成」への取り組みが始まりました。逆風にめげずに前進あるのみです。

このページのトップへ▲

HOME > 大学案内 > 学長からの­メッセージ­ > コラム > 明けましておめでとうございます

入試情報 学長メッセージ 第52回卒業修了制作展 ムービーギャラリー 竹田キャンパス
教育と研究
文部科学省2009年度
大学教育推進プログラム
地域等との連携
法人・大学運営
施設利用について
お問い合わせ
2015年度版大学案内