「映画で見る韓国女性史」を開催します

2013年01月15日

 1月16日(水)から2月6日(水)までの毎週水曜日、本学にて「映画で見る韓国女性史」を開催します。これは、2月22日(金)から別府市で始まる「第5回日韓次世代映画祭」のプレイベントです。
 この「映画で見る韓国女性史」(4回シリーズ)は、情報コミュニケーション学科の下川正晴教授(メディア、現代韓国研究)が昨年末、韓国映像資料院から寄贈されたDVD「スクリーンの女性たち」(日本語など8カ国語の字幕付き)を公開上映するというもので、日本では初めての試みとなります。

 2月25日(金)の韓国初 女性大統領(パク・クネさん)の就任を控えて、“韓国女性史”を映画で振り返るのも、意味あることかと思います。入場は無料、事前予約も不要です。ぜひ、お越しください。
「映画で見る韓国女性史」(4回シリーズ)
  • 日 程: 1月16日(水)、23日(水)、30日(水)、2月6日(水)
  • 時 間: 18:30~
  • 会 場: 本学人文棟1F大講義室※30日(水)のみ、本学人文棟1F視聴覚室
  • 入場料: 無料※事前予約不要
  • 問合せ: 情報コミュニケーション学科 教授 下川正晴(090-9796-1720)

~上映会のラインナップは、以下の通りです~
■16日:「自由夫人」(ハン・ヒョンモ監督、1956年、125分)
1950年代の韓国映画界の代表的存在、ハン・ヒョンモ監督によるメロ・ドラマ。常に大衆文化の流れを反映した作品を撮っていたハン監督が、ソウル新聞に連載されたチョン・ビソクの同名小説を映画化した作品で、1956年に公開され大ヒットした。大学教授夫人が夫以外の男性に関心を持つというストーリーのため、原作者と大学教授の間で論争が起きるほどの社会的影響を与えた。


■23日:「帰路」(イ・マニ監督、1967年、91分)
60年代韓国映画としては、『太陽はひとりぼっち』『ブーベの恋人』の雰囲気と空間感を連想させる作品。洗練されたスタイルと抑制された演技が、評価された映画だった。『帰路』は作品性を認められ、第六回大鐘賞で作品賞、主演女優賞、照明賞を受け、アジア映画祭で音楽賞を受賞した。


■30日:「英子の全盛時代」(キム・ホソン監督、1975年、107分)
ベトナム戦争から帰還し、銭湯でして働くチャンスは、仲間と喧嘩騒ぎを起こし、警察署に連行される。その時、私娼街の摘発で売春婦の一団が連行されて来る。その中に、懐かしい英子(ヨンジャ)の姿を見つけたチャンスは、彼女を請け出す。彼女は、かつてのうぶな田舎娘とは打って変わり、片腕を失った娼婦になっていた。


■2月6日:「深夜に突然」(コ・ヨンナム監督、1981年、100分)
著名な昆虫学者の妻である主人公は、大きな家に住み子宝に恵まれ、何不自由ない暮らしを送っていた。だが、シャーマンの家系で育った身寄りのない美少女が現れたことで、生活は一変する。自分よりも若く魅力あふれた彼女に、夫を奪われてしまうのではないか?との妄想を募らせ、次第に情緒不安定となっていく。主人公はついに事故を装い、少女を殺害してしまう。夫が外出して自分一人となった嵐の夜、奇妙な音をたてて、何かが迫ってくる・・・。


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