マルチ写真展「保戸島を撮る~PHOTOアイランドの魅力~」を開催します

2012年09月28日

 「芸短フェスタ2012」で行われる“人文系学科20周年イベント”のトップを切って、10月7日(日)から14日(日)まで、マルチ写真展「保戸島を撮る~PHOTOアイランドの魅力~」が、保戸島漁協研修室で開かれます。これは情報コミュニケーション学科が企画・開催する、津久見市の沖合に浮かぶ“マグロ漁の島”保戸島を特集したユニークな写真展です。
 津久見市教育委員会、津久見市観光協会に後援をいただき、11月には、県立津久見高校での写真展も計画されています。

 学生約40人が6月以降、毎月、保戸島を訪れて、季節ごとに変わる島の自然や、温かく迎えていただいた島民の皆さんの日常生活をカメラに収めてきました。

 人口約1000人。島は平地が少なく、海岸から山への傾斜面に3,4階建ての住居が林立しており、イタリアの海岸集落を思わせる景観です。「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財百選」に選定されています。

 柳田國男は『海南小記』(1925年)で描かれた旅において、1920年(大正9年)にこの島を訪れ、当時の島の自然や生活の様子を描写。1945年7月25日午前10時頃には、米軍機による空襲が保戸島国民学校(現・津久見市立保戸島小学校)の西側校舎を直撃し、児童124人・幼児1人が即死し、75人の児童が重軽傷を負うという悲劇が起きた島でもあります。

 情報コミュニケーション学科の学生たちは、「保戸島の魅力を広く知らせたい」と、津久見市出身の学生3人とともに実行委員会を作り活動。島民の皆さんや津久見市民有志の支援を受けてきました。

 普段は使用されていない漁協研修室を清掃、改装して行われる写真展では、保戸島の人々、動植物、自然、歴史と文化などを撮影した学生写真約130点展示。保戸島の昔の写真、「保戸島はイタリアの世界遺産にも負けない!!コーナー」、風船DE写真展示、線書き写真に色塗り(子供のお遊びコーナー)、デジタル写真展コーナー、津久見市の写真家・上野勝男さんの傑作写真ほか、多くの企画展示を行います。

 写真紹介と島の魅力を伝える学生4人によるプレゼンテーションに続いて、記念シンポジウム「保戸島の魅力を語る」も行われます。また7日(日)午後6時からは、同島隣保館2Fに島の人々を招いて食事会(カレーパーティー)も開催予定です。

 保戸島の歴史と自然に包まれた独特の風景、島の方たちとの温かい交流、保戸島の魅力を存分に感じられるイベントとなっていますので、ぜひお越しください。

マルチ写真展
「保戸島を撮る~PHOTOアイランドの魅力~」
  • 日  程: 10月7日(日)~14日(日)
  • 時  間: 10:00~16:00※7日13:00~
  • 会  場: 保漁協研修室(津久見市保戸島)
  • 料  金: 無料
  • 展示内容: 保戸島の人々、保戸島の生活、保戸島の自然、保戸島の動植物、保戸島の夏祭り、津久見市民の写真コーナー、保戸島の歴史と文化ほか
問合せ先
大分県立芸術文化短期大学
TEL 090-9796-1720(情報コミュニケーション学科教授 下川)

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