準々決勝2試合目、埼玉栄VS由良育英の戦い。両チームは昨年インターハイ準決勝・ベスト4に進出している互いに鍛え抜かれた実力のあるチーム。
 由良は1p、濱田がノーマークでドリブルシュートを決め順調なスタート。2"35にも佐藤が4mから振り向きざまに2点目を取る。
 埼玉栄は2P,相手退水のチャンスに小山内が得点し1点を返す。 徐々にペースをつかみ始めた埼玉栄だが、由良育英に追加点をゆるしてしまう。
 3P,ここで一気に突き放したい由良育英、5"38'右田がノーマークからドリブルシュートで得点。 埼玉栄も、離されまいと必死に攻撃し、1点を返す。 さらに、大宮が右サイドからミドルシュート、立て続けに小山内が同点シュートを決め白熱したゲームとなる。 由良育英は、43'平山が得点し1点のリードで最終Pへ。
 スタンド応援団の大声援で始まった最終P。由良育英佐藤が貴重な追加点を4"38にゲット。さらに、攻撃の手をゆるめず平山がミドルシュートを決め由良育英3点のリード。埼玉は最後の力を振り絞り廣、大宮の連続ゴールでついに1点差。16'には原が同点になるノーマークを決め、本大会で2度目の延長戦。
 延長1P、由良育英佐藤が1P終了間際3'鮮やかなバックシュートを決め由良育英1点リード。
 延長2P、埼玉栄小山内が同点シュート。本大会初めてのサドンデスに突入と思われたが、熊本高校のプールの中にドラマが隠されていた。 残り2秒、由良育英真山がゴールバーに跳ね返ったボールを拾い上げ、劇的なシュ ートを決め試合終了。
 互いに力を出し切った素晴らしい試合だった。

記録者  長谷川 博士


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