広島の名門男子校創立250年の伝統を誇る修道高校は、1回戦の熊本学園に4−3で競り勝ち2回戦では金沢市工を完封して勢いに乗る、これに勝てば久々のベスト4入りとなる。学法津田はインターハイ初出場であり昨日長浜北星に9−2で完勝しての勝ち上がり、ゲーム慣れとして不安はあるがメンバーのほとんどがジュニアからの気の知れた仲であり中学時には全国JOでの優勝経験もある。
 1pはお互い激しい泳ぎ合いから早いボールチェックで、35"ノータイムミドルでしめるのが精一杯の状況。それでも1'51"に石川がGKの逆をつく6mミドルシュートを決め津田が先制する。ゴール前フロートしての制球力に勝る修道は、松山が左サイドから、藤岡が水面を滑るようなバックシュートで2p逆転に成功する。3pに入って修道は相手のミスをカウンターにつなげノーマークを松山が決め2点差とする。しかし津田も津川のミドル・菅野がドライブからの振り向きざまクイックシュートで同点に追いつく。津田は攻防に切れを欠くようになり攻め切れていない、しかしGK林を中心に再三のピンチを防ぐ。修道もチャンスあるもののシュートが単調になり得点に結びつかない。結局今大会初めての延長戦に突入。津田は延長前半終了間際に奪った退水チャンスに後半センターボールを奪取して攻め菅野がGKの顔の脇を抜く決勝ゴールを決める。修道も残り2'30"を必死にゴール目指して猛追するが、津田もへとへとになりながらボールキープでタイムアップ。津田、初出場ベスト4入りである。
 最後まで死力を尽くした両チームに拍手を送りたい。津田は修道はじめ敗退したチームの分まで上位目指して頑張ってもらいたい。

記録者  南 部  健


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