University of the Sunshine Coast


大学入り口

図書館と情報処理センター

多いときには10匹以上現れるカンガルー

この大学は、オーストラリアで最も新しい国立大学として1997年に開学し、最初の卒業生を送り出したばかりです。学部は、Art、Science、Businessの3学部で、学生数は現在約3000人ですが、将来的には2万人規模の総合大学となる予定です。

この大学のカリキュラムは少し変わっていて、卒業に必要な単位は3年間で履修でき、2つの学部で2つの学位を最短4年間で取得できます。モダンな建築物の校舎が芝生の間にゆったりと配置され、毎日野生のカンガルーが現れる程のどかです(写真上右)。他の組織としては図書館とインフォメーション・テクノロジー・サービス(写真上中)があり、そこを中心に大学内は完璧にネットワーク化されています。


簡単な測定法などを学んでいた


トライアスロンの選手が被験者

スポーツや体育関係の講座としては、Art学部に「More Than a Game」、Science学部に「Exercise Physiology」、「Environmental health」、Business学部に「Sport and Event Marketing」などの講座があります。その中でScience学部の「Exercise Physiology」(写真上左)と「Performance Enhancement」(写真上右)という講座を聴講させてもらいました。これらの授業には、20名あまりのスポーツサイエンス専攻の学生が受講していました。教室での講義と実験室でのプロジェクトという構成で、60〜90分程プレゼンテーション用ソフトを用いた講義が行われ、その後実験室でグループ別にトライアスロン選手の心肺機能の測定や筋出力の測定を行っていました。施設・設備に関しては、新設のせいか十分なものとはいえず、この実験室もラグビーグラウンド横のクラブハウス内(写真下左)に仮設されたものでした。

ラグビー場とクラブハウス


オールウェザーの陸上競技場


ビーチバレーコート

その他スポーツ施設は、陸上競技場(写真上中)はありますが、他にはビーチバレーコート(写真上右)が1面あるだけで、体育館などはありません。大学横の学生宿舎にはテニスコートとプールがありますが、レクレーション用です。

教養教育的な授業は、ほとんど開講されておらず、少人数のゼミ形式の授業が中心でした。特殊な授業としては「Surf Life Saving」があります。この授業は、ライフセービング協会が認定している資格と関連していて、学外での受講が主です。その内容は、救助法、ビーチや施設のマネジメント、環境保護、サーフスポーツなどに及びます。(詳しくはライフセービングや安全教育のページへ)


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