特別公開講座「日韓関係論の通説・俗説を検証する」を開催しました
2012年12月16日
12月11日、特別公開講座「日韓関係論の通説・俗説を検証する」を本学大講義室で行いました。
この講座には、一般市民十数名を含む約70人が受講し、参加した学生や市民から活発な質問もあり、混迷を深める日韓関係にあって、参加者が「新たな視座」を得るきっかけになりました。
講師は、山口県立大学の浅羽祐樹准教授。ソウル大学で博士号(政治学)を取り、2008年度には第1回「現代韓国朝鮮学会賞」を受賞するなど、気鋭の研究者として知られています。特別講座は、本学情報コミュニケーション学科の授業「日韓コミュニケーション論」の一環として行われました。担当の下川正晴教授が浅羽准教授と懇意であることから、招請して開催されました。
竹島(独島)、従軍慰安婦問題、日韓ダブル選挙が両国関係に及ぼす影響・・。きわめてタイムリーな時期に行われた公開講座は、内容面でも刺激に富んでいました。
「韓国人はとかく感情的である」。これは日本に強くはびこる韓国論の「通説」のひとつです。しかし、真実は一筋縄ではない。浅羽准教授は韓国外務省が小説「独島イン・ザ・ハーグ」(国際司法裁判所での独島領有権訴訟)書いた裁判官をスカウトして、「いざ、鎌倉!」に備えているという「日本人が知らない事実」を指摘し、受講者たちを驚かせました。
「守りの勝負、攻めの勝負。勝負に勝つには、どうすれば勝てるのか」(浅羽准教授)。日本の「根拠なき優越感」が隣国への研究を怠り「通説・俗説」はびこる一方で、韓国は硬軟両面の戦術を織り交ぜて、グローバルな視野から「世界を説得できる理屈」を構築しようと動く。従軍慰安婦論にも通底する現状を、気鋭の韓国研究者は鋭く指摘したのです。
浅羽准教授の共著「徹底検証/韓国論の通説・俗説」(中公新書ラクレ)が10日出版されたばかり。韓国語の勉強に余念がない1年生4人は、授業後も浅羽准教授や一般市民とともに1時間以上も懇談し、貴重なアドバイスを受けていました。
講師は、山口県立大学の浅羽祐樹准教授。ソウル大学で博士号(政治学)を取り、2008年度には第1回「現代韓国朝鮮学会賞」を受賞するなど、気鋭の研究者として知られています。特別講座は、本学情報コミュニケーション学科の授業「日韓コミュニケーション論」の一環として行われました。担当の下川正晴教授が浅羽准教授と懇意であることから、招請して開催されました。
竹島(独島)、従軍慰安婦問題、日韓ダブル選挙が両国関係に及ぼす影響・・。きわめてタイムリーな時期に行われた公開講座は、内容面でも刺激に富んでいました。
「韓国人はとかく感情的である」。これは日本に強くはびこる韓国論の「通説」のひとつです。しかし、真実は一筋縄ではない。浅羽准教授は韓国外務省が小説「独島イン・ザ・ハーグ」(国際司法裁判所での独島領有権訴訟)書いた裁判官をスカウトして、「いざ、鎌倉!」に備えているという「日本人が知らない事実」を指摘し、受講者たちを驚かせました。
「守りの勝負、攻めの勝負。勝負に勝つには、どうすれば勝てるのか」(浅羽准教授)。日本の「根拠なき優越感」が隣国への研究を怠り「通説・俗説」はびこる一方で、韓国は硬軟両面の戦術を織り交ぜて、グローバルな視野から「世界を説得できる理屈」を構築しようと動く。従軍慰安婦論にも通底する現状を、気鋭の韓国研究者は鋭く指摘したのです。
浅羽准教授の共著「徹底検証/韓国論の通説・俗説」(中公新書ラクレ)が10日出版されたばかり。韓国語の勉強に余念がない1年生4人は、授業後も浅羽准教授や一般市民とともに1時間以上も懇談し、貴重なアドバイスを受けていました。
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