映画監督、塩屋俊さん(臼杵市出身)による公開講座を開催しました
2012年04月25日
4月23日(月)、情報コミュニケーション学科「情報発信特講」で、臼杵市出身の塩屋俊監督による公開講座「いまを生きろ!」を開催しました。受講生123人のほか、一般市民35人が聴講。さらに地元の民放3局とケーブルテレビ、新聞社の取材も入り、人文棟大講義室は熱気に包まれました。
塩屋監督は臼杵高校OB、慶応義塾大学を卒業後、多くのテレビ、映画に出演したほか、6本の映画監督作品があります。臼杵市を舞台にした映画「種まく旅人~みのりの茶~」が公開中です。さらに現在、東京と大阪で「アクターズクリニック」を主宰し、深田恭子、長谷川京子、木村佳乃など有名女優を指導したカリキュラムを提供しています。
以下は、講座を受講した学生たちの感想の一部です。
今日の塩屋監督のお話を聞いて一番印象に残ったことは、今は輝かしいように見えていても苦労をたくさんしてきたということです。後悔ばかりしてきたと言っていました。しかし、悔しい思いをするから前に進んでいけるのだという言葉を聞いて、私も、うじうじ悔やみ続けて歩みを止めるのではなく、失敗や悔やみをバネにして一歩ずつ進んでいかなくてはと改めて感じることが出来ました。そして、周りと協力し合いながら、常に成長し続けるような人になりたいとも思いました。
私はずっと大分に住んでいますが、塩屋俊監督の話を聞き、大分がどんなにいいところであるかを考えさせられました。いつも大分にいる私でさえ大分の人の温かさはわかります。私は大分が大好きです。これから先、今の何倍も大分の人の温かさが身にしみる時がくるのだろうと思いました。塩屋監督の話で印象に残ったのは、役者を育てる中で、愛されていることを実感していく訓練をしているということ。もうひとつは、思いきった失敗をして次にむかうということです。成功している人にだって失敗はいくらでもあるということを知りました。だから、私は両親や友達、先生、多くの人に愛されていることを実感しながら失敗を恐れず思いきって挑戦していきます。監督の創った作品を見たいと思います。
私は、マスコミの分野には以前から少し興味がありましたが、映像の分野はあまりイメージがわかずに正直なところ映像は見ることしかなく、あまり関心がありませんでした。 しかし、今回の塩屋監督の講義を聞き、一作品、一作品に強いメッセージが込められていて、いろんな人の思いを伝えるという使命感を持って作品が作られているんだなぁと思いました。そして、人の思いを伝える手段である映像の分野に興味を持ちました。私は、まだ将来の夢がはっきりと決まらず焦ることもありますが、たくさん失敗をし、自分と向き合っていこうと思います。 最後に監督がおっしゃっていた『傍観者ではなく、実践者になってください』という言葉のように、今自分に何ができるかを考え、自ら行動に移せる人間を目指します。 普段の生活ではなかなかお話を聞けないような方のお話が聞けて、とても勉強になりました。次の授業も楽しみです。
「種まく旅人」の監督・塩屋俊さんのお話の中で心に残った言葉があります。「親にどのくらい愛されているのかを知る」それを表現する。人を愛しなさい、というのは聞いたことがありますが、どのくらい愛されているか。それも親に。考えたこともありませんでした。とても大切なことと感じ、私も考えてみたいと思いました。映画や舞台、俳優と聞くと自分とは遠いものと感じていたので、このお話を聞いたとき、少し驚きました。映画、見たいと思います。