連携講座「多文化共生社会のために」を開催しました
2011年11月28日
とよのまなびコンソーシアムおおいた連携講座「多文化共生社会のために」を、10月~11月の計4回にわたって芸文短大で開催しました。
この講座は、芸文短大、大分大学、別府大学が連携して一般県民を対象に実施したもので、異なる文化を理解しあい、異なる文化を生きる人々の人権を尊重する社会をどのように構築してゆくか、という現代社会における大きな課題をテーマとしていました。
今回は、EU統合によって多文化共生の試みを推進しつつあるヨーロッパに目を向け、歴史上有名な多文化社会であるローマ帝国とハプスブルク帝国、さらに現代ドイツやEUの事例を取り上げて、この課題に迫りました。
講座の内容は次の通りです。
今回は、EU統合によって多文化共生の試みを推進しつつあるヨーロッパに目を向け、歴史上有名な多文化社会であるローマ帝国とハプスブルク帝国、さらに現代ドイツやEUの事例を取り上げて、この課題に迫りました。
講座の内容は次の通りです。
- 第1回
多文化社会としてのローマ帝国(10月15日)
講師:山本 晴樹(別府大学) -
第2回
多民族国家としてのハプスブルク帝国(10月29日)
講師:高瀬 圭子(大分県立芸術文化短期大学) -
第3回
ドイツのマス・メディアに現れた日本(人)像(11月5日)
講師:安岡 正義(大分大学) -
第4回
EUの多言語政策とその課題(11月12日)
講師:柿原 武史(大分大学)
講座には、10代の学生から70代以上の方まで、幅広い年齢層の受講者が参加され、講座の時間だけでは足りないと、終了後に講師に熱心に質問をする姿も見られました。それぞれに、異なる文化的背景をもつ人々が共に生きる社会を作るうえでの課題と、それを乗り越えるためのヒントを感じ取ることができた講座だったのではないでしょうか。
写真は、本学国際文化学科・高瀬圭子が担当した第2回講座の様子です。
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