竹田食育ツーリズム研修・竹田中心市街地活性化ワークショップ実施しました

　竹田市で７月３０日、３１日の２日間にわたり「竹田食育ツーリズム研修」が開催され、情報コミュニケーション学科の学生１９名が参加しました。食育ツーリズムの取り組みでは全国の先頭を走る竹田で、地域の実情を知り情報発信に役立てることを目的に、農家民泊、生産者との交流やとうきびフェスタでのボランティア活動を行いました。行程の最初からブログを立ち上げ、各自の携帯でブログに掲載していきました。リアルタイムでみんなに感じたことや気づいたことを見てもらうことができるようにしました。

　３０日夕方に大分県立芸術文化短期大学を出発し竹田キャンパスで宿泊、２日目は早朝４時から起きだして、竹田市菅生（すごう）でとうきびの「プレミアム収穫体験」を行いました。寝過ごすものもなく、一同勢揃いして畑に向かいました。最も糖度が高いという早朝の収穫直後のとうきびを試食し、メロンにまさる甘さに驚いた後は、長袖に、長靴（あるいは運動靴にビニール袋）、軍手という姿で、広大な畑に分け入って作業をしました。農業研修で竹田に滞在中の外国人スタッフの助けを得ながら、トラックの荷台にとうきびを次々と投げ入れました。ひきつづき、卯野農場でとうきびや農業についての話を伺い、穫ったばかりのとうきびを朝食にいただきました。

　とうきびのおいしさを体感した後、道の駅すごうに移動、「とうきびフェスタ」では物販を中心にお手伝いをさせていただきました。「畑から店頭へ」、そして何よりとうきびの甘さを先に体験していた学生は元気に声を出し、イベントの盛り上げに努めました。とうきびをはじめとする商品の魅力をお客様に伝える工夫から、アルバイトの経験とは異なった、地域の良さを食で魅せる「食育ツーリズム」について理解を深めることができました。フェスタ終了後、農家民泊グループ「きちょくれたけた」の農家８軒に分宿、収穫体験や料理など農家ごとの体験メニューを楽しみました。

　３日目の８月１日は、大分からバスでやってきた本学の学生３２人と合流、竹田商工会議所で行われた竹田経済活性化促進協議会活性化推進室長 児玉誠一氏による「たけた食育ツーリズムの取組」の講演を聞き、ボランティアガイドのみなさんの案内で竹田中心市街地のまちあるきを行いました。午後からは竹田商工会議所専務理事 河野通友氏の「竹田のまちづくり」講演、ＮＰＯ法人アートスタジアムオフィス代表佐藤知博氏によるワークショップ「学生との交流による竹田中心市街地の活性化」を行いました。ワークショップでは商工会議所・商店街振興組合・市議会議員・歴史ガイド委員会、まちづくり協議会・町内会連合会など多くの方々と一緒にこれからの「竹田芸文短大交流活動」についての基本的アイデアを話し合いました。８月２７日（土）竹田芸文短大交流活動第１回スローライフ講座「竹田の夏休み２０１１」を開催、以降２月まで月２回くらいの割合で、竹田の街なかににぎわいを取り戻し、環境やからだにやさしい農村や地方の暮らしの良さを再評価する活動を実施する予定です。

　なお、この体験をもとに学生たちはとうきび体験や農家民泊を紹介するホームページ「たけたみつけた」をリニューアルし、さらに竹田の街なか紹介など竹田の魅力を発信するお手伝いをしていく予定です。研修の様子は、ブログ「竹田活動ブログ２０１１」、学生がつくった竹田を紹介するホームページ「たけたみつけた」からお楽しみください。