府内学生ECOフェスタ、キャンドルで光のオブジェを制作
2011年06月10日
5日、大分市の府内五番街商店街一帯で、「第2回府内学生ECOフェスタ」が開かれました。本学を中心にした学生たちで作る実行委員会の主催。東日本大震災の被災者を追悼し、1280本のキャンドルで「光のオブジェ」を制作しました。
「日本一小さな花火大会」(線香花火)、FM放送局、コンサート、商店街の活性化を考えるシンポジウムなどもあり、学生たちの多彩な活動は多くのマスコミでも紹介されました。(写真はフェスタ静止画班が撮影)
以下は、学生スタッフたちの感想です。
「日本一小さな花火大会」(線香花火)、FM放送局、コンサート、商店街の活性化を考えるシンポジウムなどもあり、学生たちの多彩な活動は多くのマスコミでも紹介されました。(写真はフェスタ静止画班が撮影)
以下は、学生スタッフたちの感想です。
●キャンドル・オブジェを制作して/専攻科造形専攻2年・清水志保
5日夜、府内五番街商店街の時計台周辺に設置した「キャンドル・オブジェ」を制作しました。テーマは「PRAY FOR JAPAN(日本のために祈る)」。東日本大震災の被災者救援のため、世界的に展開されている運動のスローガンです。大震災から約3カ月。私にとって貴重な体験と教訓の日々でした。
3月11日、東日本大震災が起きた時、芸文短大の学生15人とともに、ソウルの高麗大学に語学留学中でした。ツイッターから情報を得た友人から、震災の悲報を聞き、とても衝撃を受けました。韓国のテレビでも大きく報道されました。本当に日本で起きたことなのか、信じられない気持ちでした。
地震の翌日、他の日本人留学生や韓国人、中国人学生など90人ほどが集まり「PRAY FOR JAPAN」の活動が始まりました。「韓国から日本のためにできることは何か」。みんなで意見を出し合い、大学キャンパスやソウル国際マラソン会場で募金活動を行いました。
2週間の募金活動で、1674万3620ウォン(約120万円)が集まりました。募金活動中、 韓国人のおばさんから「地震のニュース番組を見て号泣した。あなたの家族は無事か?募金活動がんばって」と励まされました。食堂のおじさんは新聞の写真を見せてくださり、私たちの故郷や家族の心配をしてくれました。差し入れもありました。韓国の人たちが本当に優しく接してくれるので、とても感動し涙が出ました。
帰国後、一緒に留学していた仲間で「PRAY FOR JAPAN」の活動をパネルにまとめました。募金活動の写真や韓国の新聞記事、日本へのメッセージを書いたスケッチブックの写真を、ハートの形に貼りました。これが今回のオブジェのアイデアのもとになりました。
5日のECOフェスタでは、280個のキャンドルを針金でつなぎ、1.5×4.5メートルの木材に吊るしました。キャンドルの瓶に貼ったラベルシールの色を変えることで、赤い大きなハート形になるようにしたのです。オブジェの周囲には1000個のキャンドルで「PRAY FOR JAPAN」の文字を描きました。
ラベルシールを印刷し、カットし、瓶に貼付け、針金でつなぐ作業は芸文短大美術科デザイン専攻の学生を中心に行いました。先生方からもアドバイスをいただき、無事に完成させることができました。
イベント当日、オブジェ展示中に通行人の方々から「何を作ってるの?PRAY FOR JAPANって、どういう意味?とってもきれい」などと声をかけていただき感激しました。
被災者支援の思いを作品化する難しさを実感するとともにと同時に、多くの人が力を合わせると、大きな作品やイベントが出来上がるんだということを学んだ貴重な体験になりました。
3月11日、東日本大震災が起きた時、芸文短大の学生15人とともに、ソウルの高麗大学に語学留学中でした。ツイッターから情報を得た友人から、震災の悲報を聞き、とても衝撃を受けました。韓国のテレビでも大きく報道されました。本当に日本で起きたことなのか、信じられない気持ちでした。
地震の翌日、他の日本人留学生や韓国人、中国人学生など90人ほどが集まり「PRAY FOR JAPAN」の活動が始まりました。「韓国から日本のためにできることは何か」。みんなで意見を出し合い、大学キャンパスやソウル国際マラソン会場で募金活動を行いました。
2週間の募金活動で、1674万3620ウォン(約120万円)が集まりました。募金活動中、 韓国人のおばさんから「地震のニュース番組を見て号泣した。あなたの家族は無事か?募金活動がんばって」と励まされました。食堂のおじさんは新聞の写真を見せてくださり、私たちの故郷や家族の心配をしてくれました。差し入れもありました。韓国の人たちが本当に優しく接してくれるので、とても感動し涙が出ました。
帰国後、一緒に留学していた仲間で「PRAY FOR JAPAN」の活動をパネルにまとめました。募金活動の写真や韓国の新聞記事、日本へのメッセージを書いたスケッチブックの写真を、ハートの形に貼りました。これが今回のオブジェのアイデアのもとになりました。
5日のECOフェスタでは、280個のキャンドルを針金でつなぎ、1.5×4.5メートルの木材に吊るしました。キャンドルの瓶に貼ったラベルシールの色を変えることで、赤い大きなハート形になるようにしたのです。オブジェの周囲には1000個のキャンドルで「PRAY FOR JAPAN」の文字を描きました。
ラベルシールを印刷し、カットし、瓶に貼付け、針金でつなぐ作業は芸文短大美術科デザイン専攻の学生を中心に行いました。先生方からもアドバイスをいただき、無事に完成させることができました。
イベント当日、オブジェ展示中に通行人の方々から「何を作ってるの?PRAY FOR JAPANって、どういう意味?とってもきれい」などと声をかけていただき感激しました。
被災者支援の思いを作品化する難しさを実感するとともにと同時に、多くの人が力を合わせると、大きな作品やイベントが出来上がるんだということを学んだ貴重な体験になりました。
●学生スタッフの一言集
・ウッドデッキ・コンサートの司会を担当した。手話サークル、ダンスサークル、芸文短大の先生と2年生の弾き語り、大分大学生のフルート演奏と、すばらしい演奏が続いた。来年はもっと広く出演者を募集したい。(情報コミュニケーション学科1年・大迫由香)
・ミニFM局スタッフとして参加し、発信することの大変さを知った。多くの人の支援とスタッフの団結力で、来年は実行委員として参加したい。(同1年・高橋愛実)
・「日本一小さな花火大会」の”浴衣ガールズ”12人の一人としてとして参加した。キャンドルと線香花火の明かりは神秘的で、心が安らいだ。県外からの観光客から「大分って、こんなことするなんて、すごいですね」と声をかけられた。スタッフになって良かった。(同1年・一松瑞稀)
・「このような楽しいことを学生さんがされるのは素晴らしいと思います、今後もぜひ続けていって下さいね」。通りがかりの方から励まされた。本当にうれしかった。この繋がりが今後も続くようにしたい。(同2年・山下裟世)
・実行委員長として準備に忙殺された。全体の動きを管理するだけでなく、先のことを考えて行動に移す必要を痛感した。点灯式後「キャンドルがきれい。良いイベントだね」と励まされ、疲れも吹き飛んだ。(同2年・太田有里紗)
・実行委員長として準備に忙殺された。全体の動きを管理するだけでなく、先のことを考えて行動に移す必要を痛感した。点灯式後「キャンドルがきれい。良いイベントだね」と励まされ、疲れも吹き飛んだ。(同2年・太田有里紗)
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