ソウル留学中の本学学生16人、高麗大学で大地震の募金活動
2011年03月17日
本学の学生16人が3月7日から3週間の日程で、ソウル・高麗大学で「海外韓国語実習ⅠⅠ」の授業を受講中です。
3月11日、東北・関東地方を襲った大地震と大津波は、留学生たちにも大きな衝撃とともに伝えられました。しかし14日には、高麗大学に交換留学中の日本人学生からの提案で募金運動が始まり、本学の学生もその先頭に立っています。
以下は、本学学生から届いた報告の一部です。(写真=清水志保 撮影)
以下は、本学学生から届いた報告の一部です。(写真=清水志保 撮影)
高麗大学に留学している日本人留学生(正規課程、交換留学、短期留学)と、高麗大学長との食事会が3月16日に行われ、地震募金活動を全員団結して頑張ることになりました。食事会のあと、学内で募金活動をしました。韓国人学生らが 「家族は大丈夫か? 津波の特番を見て泣いた。募金活動頑張って!」などと、優しい言葉をかけてくれて、本当に感動しました。本当に温かい気持ちになり、涙が出ました。今日は9,232,780ウォン(約639,218円)のご協力をいただきました。現在の募金合計金額は10,063,780ウォン(約696,751円)となっています。
(専攻科造形専攻1年 清水志保)
今回の地震を韓国で、しかもTwitterで知った。テレビの向こう側が自分の住んでいる国だなんて信じられなかった。街中でたくさんの韓国人から声をかけられた。「日本は大丈夫?」。その言葉を聞いたとき、改めて自分の国が大変だ、日本は心配されているんだと実感した。人の温かさを国境を越えて感じられた。
(情報コミュニケーション学科1年 小野幸)
テレビをつけると、大分県の実家付近にも津波警報が出ていた。母に連絡すると「いま避難中」と返事があった。とても不安になった。祈ることしかできない。隣国で見る日本の変わり果てた姿に胸を締め付けられた。
(情報コミュニケーション学科1年 日髙かずみ)
ソウルの地下鉄の中で、日本語が話せない韓国人のオンニ(お姉さん)が、話しかけてきた。「Where are you from?」。日本だと答えると、心配そうな顔で「あなたの家族は大丈夫なの?」と言ってくれた。言葉がわからなくても伝わる思いはあると実感した。
(情報コミュニケーション学科1年 金子桃佳)
教室に早稲田大学の交換留学生が入ってきた。「日本の地震について韓国から何ができるのか話し合いたい」。自分で作ったチラシを持って来て訴えた。みんなで何をしたらいいのか、真剣に意見を出し合った。そして、募金をしようということになった。何もしないでいるわけにはいかない。自ら動き出そう。
(情報コミュニケーション学科1年 長田莉歩)
大地震の知らせをソウルで聞き、韓国の温かさ、日本の強さを感じた。「日本、地震、大丈夫ですか?」「家族、友達、大丈夫ですか?」と、たくさんの声をかけられた。とても感動した。
(情報コミュニケーション学科1年 平井佐和子)
今回の地震で日本は多くのものを失った。だが、得るものも多くある。韓国で世界のつながりを強く実感した。韓国にいながらできることを精一杯していきたい。
(情報コミュニケーション学科1年 濵元優衣)
本学学生からの詳しい「ソウル報告」は、NPO「日韓次世代交流映画祭」公式ブログの「芸文短大コーナー」で紹介されています。