情コミュ2年生が「はがき随筆」月間賞を受賞
2010年06月24日
情報コミュニケーション学科2年の成松美由紀さんが、毎日新聞大分版で掲載されている「はがき随筆」の月間賞(佳作)を受賞し、24日、その授賞伝達式が本学で行われました。
「はがき随筆」は応募作品が多く、さらに毎日掲載される作品の中から、月間賞に輝くのは至難の業。成松さんが就職活動中のエピソードを綴った作品「59回」=5月21日掲載=は、審査員の長谷目源太さん(詩人)によって、月間賞3作のひとつに選定されました。
選評では「着慣れないスーツ姿で就職願書の写真撮影をする作者、19歳。その真剣でナイーブな心情と、それに応えるカメラマンの心遣いの描写」(6月22日掲載)とあり、高く評価されました。
「日本語表現Ⅰ」の授業の冒頭で行われた授賞伝達式で、宮本勝行・毎日新聞社大分支局長は「身辺に起きた出来事を鋭く文章化したセンスが素晴らしい」と称賛。記念の盾と図書券を成松さんに贈呈しました。
就職活動シーズン。成松さんも金融機関の2次試験を控えています。「今回の受賞が就活
でもいい結果に結びつけば」と、控えめに喜びを語っていました。
受賞作品「59回」の内容は、次の通りです。
「日本語表現Ⅰ」の授業の冒頭で行われた授賞伝達式で、宮本勝行・毎日新聞社大分支局長は「身辺に起きた出来事を鋭く文章化したセンスが素晴らしい」と称賛。記念の盾と図書券を成松さんに贈呈しました。
就職活動シーズン。成松さんも金融機関の2次試験を控えています。「今回の受賞が就活
でもいい結果に結びつけば」と、控えめに喜びを語っていました。
受賞作品「59回」の内容は、次の通りです。
これは私の中で新記録だ。1時間で59回もカメラに向かってほほ笑むことは、この先ないと思う。着慣れないスーツと初めての履歴書用写真撮影では、なかなかうまくできなかった。無理やりに口角を上げようとするが、不自然な笑顔になってしまう。撮り終えられない写真は、自分の就職活動を暗示しているようにも思えた。
「59枚も撮ることは縁起がいいと思いますよ。5と9で、ごうかく(合格)です」。カメラマンの方の心遣いがうれしかった。私の就職試験は始まったばかりだが、桜が咲くころには自然な笑顔でいたい。
「59枚も撮ることは縁起がいいと思いますよ。5と9で、ごうかく(合格)です」。カメラマンの方の心遣いがうれしかった。私の就職試験は始まったばかりだが、桜が咲くころには自然な笑顔でいたい。