台湾・高師大学室内楽団との学内交流演奏会を開催

　２月１５日、大分県立芸術文化短期大学音楽棟小ホールにおいて、本学(音楽科専攻科)と台湾の高雄師範大学との交流演奏会が行われました。

　交流のきっかけは、中津市の宮原雅晴さんが主宰する未来工房の創立２０周年を記念した日本・台湾音楽交流演奏会を宇佐市と中津市で実施することにあわせ、「せっかくの機会だから、ぜひ芸短大で学生同士の音楽交流を」と持ちかけられたことでした。

　交流演奏会の司会進行役は川瀬准教授が務めました。宮原雅晴さん、高雄師範大学の呉孟平（ウー・モンピン）教授のあいさつに続いて、本学の小川学科長が歓迎のあいさつをされました。

　演奏会では、最初に本学学生による室内楽を４曲演奏しました。休憩・舞台転換の後に、高師大室内楽団によるグリーグ作曲：『ホルベルク組曲』から３曲、台湾民謡が２曲演奏されました。高師大室内楽団は呉孟平教授が独自に指導した優秀な学生たちと教師陣２１名で構成しているグループです。台湾でも注目されている楽団とあって、音楽レベルはたいへん高いものを感じました。

　最後に、両大学の合同演奏として、モーツァルト作曲：『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』第１楽章を演奏しました。リハーサルなし、初見での演奏となりましたが、とても調和し、言葉を越えて音楽を共有する喜びと感動を得ることが出来ました。芸短大の学生も大きな刺激を受けたのではないかと思います。

　演奏会終了後には、お互いにプレゼントを交換し、一緒に記念撮影を行いました。出演者全員の笑顔で会を終了しました。その際、高雄師範大学からは、「ぜひ台湾に来られて、芸短大の演奏を聞かせてほしい」との提案を受けました。今回の音楽交流により、大学間の交流に、さらには留学・研修といった道が開かれることを願っております。

　なお、小ホールには本学教職員や学生、未来工房を含めたスタッフ、台湾の楽団など、６０名あまりの人たちが参加し、演奏会を楽しみました。ＴＯＳテレビ大分の取材も入り、夕方のニュースで紹介されました。

　当日のプログラムは以下のとおりです。　

【演奏:大分県立芸術文化短期大学音楽科学生】

【演奏：高師大室内楽団“カメラータＮＫＮＵ”】

【合同合奏】