本学名誉教授・故加藤知弘氏著『南蛮船の見える町』が出版されました
2010年01月20日
本学人文系学科の立ち上げに尽力され、国際文化学科初代学科長として基礎を築いた本学名誉教授・故加藤知弘先生が、1980年(昭和55年)~2005年(平成17年)にわたり、「大分合同新聞夕刊」、「灯」欄に執筆されたエッセーが、『南蛮船の見える町-わがバテレン・宗麟・瓜生島-』として一冊の本にまとめられ、このたび出版されました。
加藤先生のライフワークであった日欧文化交流史の諸相、折々の感慨も込めた辛口の時評、そして、終の棲家となった大分に寄せる思いなど、生前の加藤先生の学問と人柄がしのばれる一冊となっています。ぜひ、御味読ください。
(文責 国際文化学科 准教授 畴谷憲洋)
- [著者]加藤知弘
- [書名]『南蛮船の見える町-わがバテレン・宗麟・瓜生島-』
- [出版社]石風社
- [価格]1900円
- [目次]
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-、南蛮船の見える町
宗麟というひと
よみがえる中世府内
バテレンの見た日本
南海の覇権
豊後に咲いた南蛮文化
わが「瓜生島」
二、わが歴程
歴史の過客
豊後閑話
歴史家の自分史