「竹田食育ツーリズム研修」(竹田市とうきびフェスタin菅生)に参加しました
2009年08月11日
とうきびの里、大分県竹田市にて7月18日、19日の二日間にわたり「竹田食育ツーリズム研修」が開催され、情報コミュニケーション学科の学生19名が参加しました。これは本学が昨年度に相互協力協定を結んだ竹田市との事業として、竹田市経済活性化促進協議会の協力を得て実現したものです。食育ツーリズムの取組では全国の先頭を走る竹田で、生産者交流や収穫体験などを通して「地域づくり」の条件を探ることを目的に、まち歩きや物産イベントでのボランティア活動を行いました。
一日目は、ガイドに耳を傾けながら市街散策をしました。学生は道中で気になるものを写真撮影するという課題を与えられ、様々な風景や建物、人物などを被写体にして自由にシャッターを切りました。当日は『夏越祭』の最中で駅前を中心に賑わいがあり、本学の学生が列をなして歩く様子の目新しさも手伝って、竹田の地域づくりに関わる方々が行く先々で通りに出てはお話を聞かせて下さいました。
長い石段を上って国指定重要文化財である『願成院本堂』(愛染堂)を訪れたさいには、偶然にもご住職にお声掛けいただき、滅多に入れないと聞く堂内で、歴史や美術に関する詳細な解説をしていただく好機に恵まれました。また、歴史的景観の風情を活かした現代美術の展示スペースや、食育の竹田ならではの地域ブランド商品を紹介する「エリアラボたけた」などの各所を訪ねました。学生は古き良き竹田の町並みで、日々新しく紡がれる創意工夫の一端に触れることができました。
食育ツーリズム研修の楽しみとして、地元産品のお店では「サフランアイス」、とうきびフェスタの会場となった菅生では、昼食に「とうきびフルコース」(ひげ茶付き)をご用意いただき、一同舌鼓を打ちました。
夜には夕食をとりながら「夜なべ談義」と銘打って、学生一人ひとりが日中撮り歩いた写真にコメントを添えていく形式で発表会を行いました。研修にご協力いただいたご同席の方々からは、市外から訪れた若者ならではの斬新な視点に対してお褒めの言葉をいただきました。学生においても、個々に描き出された竹田像を参照し合うことで、記憶の定着をうながす良い復習となり、自分の個性にも気づくことができたと思います。
長い石段を上って国指定重要文化財である『願成院本堂』(愛染堂)を訪れたさいには、偶然にもご住職にお声掛けいただき、滅多に入れないと聞く堂内で、歴史や美術に関する詳細な解説をしていただく好機に恵まれました。また、歴史的景観の風情を活かした現代美術の展示スペースや、食育の竹田ならではの地域ブランド商品を紹介する「エリアラボたけた」などの各所を訪ねました。学生は古き良き竹田の町並みで、日々新しく紡がれる創意工夫の一端に触れることができました。
食育ツーリズム研修の楽しみとして、地元産品のお店では「サフランアイス」、とうきびフェスタの会場となった菅生では、昼食に「とうきびフルコース」(ひげ茶付き)をご用意いただき、一同舌鼓を打ちました。
夜には夕食をとりながら「夜なべ談義」と銘打って、学生一人ひとりが日中撮り歩いた写真にコメントを添えていく形式で発表会を行いました。研修にご協力いただいたご同席の方々からは、市外から訪れた若者ならではの斬新な視点に対してお褒めの言葉をいただきました。学生においても、個々に描き出された竹田像を参照し合うことで、記憶の定着をうながす良い復習となり、自分の個性にも気づくことができたと思います。
二日目は、早朝4時から起きだして、菅生にてとうきびの「プレミアム収穫体験」を行いました。心配された早起きもおよそ問題なく、一同勢揃いして地元農家の方から収穫法の説明を受けました。最も糖度が高いという早朝の収穫直後のとうきびを試食し、メロンにまさる甘さに驚いた後は、朝露をしのぐ長袖に、長靴(あるいは運動靴にビニール袋)、軍手という姿で、広大な畑に分け入って作業をしました。農業研修で竹田に滞在中の外国人スタッフにも助けを得ながら、トラックの荷台にとうきびを次々に投げ入れ、農家の方から「人手が多いと作業が早い」とのお言葉に、学生の達成感もひとしおでした。
ひきつづき、場所を竹田ドライブインに移して、「とうきびフェスタ」にて物販を中心にお手伝いをさせていただきました。「畑から店頭へ」の流れ、そして何よりとうきびの甘さを先に体験していた学生は元気に声を出し、イベントの盛り上げに努めました。とうきびを始めとする商品の魅力をお客様に伝える工夫から、アルバイトの経験とはことなった、地域の良さを食で魅せる「食育ツーリズム」について、理解を深めることができました。
竹田市では、食育ツーリズムとあわせて「アートと歴史の出会うまち」づくりの取り組みも盛んであり、城下町竹田の寺町を舞台に『テラマチあります』(7月18日~9月23日)を開催中です。本学にはアート系の地域イベントでのボランティア経験がある学生も多く、未経験の学生もふくめて、こうした機会に足を運んで交流を深めて欲しいと思います。
以下は、参加した学生による感想(抜粋)です。
竹田市では、食育ツーリズムとあわせて「アートと歴史の出会うまち」づくりの取り組みも盛んであり、城下町竹田の寺町を舞台に『テラマチあります』(7月18日~9月23日)を開催中です。本学にはアート系の地域イベントでのボランティア経験がある学生も多く、未経験の学生もふくめて、こうした機会に足を運んで交流を深めて欲しいと思います。
以下は、参加した学生による感想(抜粋)です。
市街散策では、かわいいお店や以前はお風呂屋さんだった所がそのまま喫茶店になっていたり、見たことがないお店ばかりで驚きました。釣り宿あいざわさんでは、福岡のデザイン専門学校の学生の方が看板をデザインしていておしゃれだなと思いました。またメディアラボ・たけたでは、竹田の産品の数々を実際に見ることができました。色々な種類のジャムやしいたけの下の使わなくて捨ててしまっていた部分を森のサキイカとして商品にしていたのですごいアイディアだなと思いました。夜なべ談義では、みんなの撮った竹田の写真を見て自分では気づかなかった物や場所を見てまた楽しむことができました。
情報コミュニケーション学科2年 賀部史子
写真を撮って回っているときに、バス停やカーブミラーの上が屋根の形をしているのに気づきました。城下町だからなのかなと思いました。サフランアイスを食べたり、昔銭湯だった場所に絵を展示したり、昭和のレトロな感じの場所でした。二日間を通じて、目先のことだけをとらえていてはいけないのだと気づかされました。地域の人達や行政、民間企業の方たちがとうきびフェスタを成功させているのはすごいことだと感じました。地域活性化について興味がある私にとっていい経験になりました。家に帰ってからとうもろこしを食べたとき、家族が「甘くておいしいから、竹田に買いに行こう」といったとき、こうやってどんどん浸透していけばいいなと感じました。
情報コミュニケーション学科2年 酉水由香
とうもろこし畑を初めて見た。早朝にとうもろこしを収穫する理由は、朝が一番甘いからだそうだ。とれたてのとうもろこしを生で頂いたのだが、生のままでも、甘くてとてもおいしかった。とうもろこしの葉っぱがチクチクするなんてことも、初めて知った。朝は外に箱のテーブルを並べて、みんなで食べた。味噌汁とおにぎりの味もまた、特別おいしく感じた。この2日間、早く過ぎ去ってしまった。しかし、その中でたくさんの人と触れ合えて感じたことは、みんな竹田が好きだということ。古き良き城下町。竹田の良さをたくさん伝えてくれた。農家の人は誇りを持って仕事をしているのだと感じた。竹田の町、竹田の自然、竹田の人、全てが思い出だ。また、竹田を訪れたいなと思った。
情報コミュニケーション学科2年 安部彩香