「第3回九州新人演奏会」に本学新卒生が出演
2009年04月15日
4月4日(土)午後6時から、福岡市の「あいれふホール」で社団法人日本ピアノ調律師協会九州支部主催の第3回九州新人演奏会が開かれました。
本学からは、3月に専攻科ピアノコースを修了した宮原優佳さんが推薦され演奏をしました。
以下は、音楽科の石山准教授による報告です。
去る、平成21年4月4日土曜日、社団法人日本ピアノ調律師協会主催の「第3回九州新人演奏会」が福岡市の「あいれふホール」で開かれました。
この催しは日本ピアノ調律師協会が例年4月4日をピアノ調律の日として、全国各地で記念コンサートを行ない、当協会九州支部も平成19年度より若い音楽家にデビューの機会を提供する為に実施されたものです。
福岡教育大学、福岡女子短期大学、平成音楽大学、活水女子大学、鹿児島国際大学短期大学部、沖縄県立芸術大学及び我が芸短大の各大学より推薦された優秀な新卒者1名、さらに今年はピアノ生誕300年ということもあり韓国の淑明女子大学(ソウル)、釜山大学校(プサン)から3名の新卒者が加わり合計10名による演奏会となりました。
芸短大の新卒者として推薦された専攻科音楽専攻ピアノコース修了の宮原優佳さんは、バッハ作曲のシャコンヌ(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータBWV1004より)の左手だけのブラームス編曲版を演奏しました。彼女は専攻科在籍中より右手を痛めていたため、左手だけでのこのような選曲になりました。
左手だけで弾く彼女の演奏は、全ての虚飾を取り去った純粋な音楽だけとなり、しかも心に染み入る温かいものとなって、我々の琴線に触れ大きな感動を与える演奏となりました。今後、手を完治し芸短大で学んだことを土台としてさらに大きくはばたいてほしいと祈るものです。