学内ギャラリーにて「坂元恵展」を開催します

　暖かい日が続くようになりました。美術棟の実習室にもガラス越しの柔らかな光とともに、うぐいす達がこの数ヶ月の練習の成果を高らかに歌っているのが聴こえてきます。芸短大に入学して２度目の春です。

　さて、この度学内ギャラリーにて個展をさせて頂くことになりました。二十数年生きてきて初めてのことです。正直、うれしいよりも緊張や不安と手をつないでしまっているここ数週間ですが、まわりの友達や先生方、その他たくさんの人達に支えられながらちょっとずつ制作しています。

　時が過ぎるのは本当に早いもので、ここで日本画を専攻しはじめてから１年。どうしても絵が描きたくてちゃんと勉強しはじめてから３年とちょっと。まだまだ卵にもなりきれていない私ですが、ものを作ることは子供の頃からの一等ワクワクする遊びです。今制作していることも、もしかしたらその時の一人遊びの延長かもしれないと、名前を付けてみました。

　今までは私一人、ただ楽しいという気持ちで作っていたけれど、もしかして、ほんのちょっと、砂一粒くらいでも皆さんにも楽しんで頂けたら幸いです。お暇ができたら、風の向くまま気の向くまま、ふらーっと足を運んで下さるとうれしいです。よろしくお願いします。